こんにちは!
今回は、DUNUから登場したイヤホン「DUNU DN242」のレビューをお届けします。
本製品は、「DUNU DN142」の上位に位置づけられるモデルで、シリーズの方向性は引き継がれており、低音域の土台が増したことで全体の安定感が強いモデルに感じました。
DN242では、特に低音域の表現がどのように変化したのかが注目点です。
DN142のレビューについては、以下の記事をご参考ください。
製品の紹介
パッケージデザイン
DN142と共通するシリーズデザインを踏襲しつつ、より力強さを感じさせるビジュアルになっています。
深みのある赤を基調とした配色に、躍動感のあるイラストが描かれており、エントリー帯より一段上のモデルであることを印象づけます。
パッケージ正面には「242」のナンバリングが大きく配置され、DN142との差別化も明確です。
付属品
「DUNU DN142」と同様に、実用性を重視した付属品構成となっています。
ケーブルは高純度の銀メッキOCC(単結晶銅)を採用したものが付属します。
コネクタは0.78mm 2pin仕様です。
プラグ部分は、DUNU独自の「Q-Lock Mini」による交換式となっており、アンバランスとバランスの両方に対応できる構成です。
イヤーピースやケースなどの付属品内容も、DN142と同様の構成です。
写真ではイヤーピースが写っていませんが、実際には通常のリスニング用途に対応したセットが同梱されています。

イヤホン本体
イヤホン本体は、深みのあるレッドカラーを基調としたデザインが特徴です。
フェイスプレートには流れるような模様が施されており、光の当たり方によって表情が変わります。
ロゴ配置や縁取りの処理も丁寧で、全体として落ち着きのある印象にまとまっています。
質感は良好で、価格帯を考慮しても安っぽさは感じられません。
筐体形状は耳への収まりを意識した設計となっており、装着時の安定感は高めです。
ノズル径も極端に太くはなく、一般的なイヤーピースと問題なく組み合わせられます。
長時間のリスニングでも違和感が出にくく、扱いやすい印象です。
また内部構成として、「DUNU DN242」も複数種のドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用しています。
低音域にはダイナミックドライバーを2基搭載しており、超低周波用と低周波用で役割を分担する構成です。
中音域にはカスタム仕様のバランスド・アーマチュアドライバーを2基搭載。
高音域にも同じくバランスド・アーマチュアドライバーを2基使用し、超高音域にはカスタムのマイクロ平面駆動ドライバーを2基搭載しています。
これらのドライバーはマルチウェイクロスオーバーによって制御されています。
帯域ごとの役割分担をより明確にすることで、低音域の厚みと全体の安定感を重視した構成となっています。
なお、DN242では兄弟機の「DUNU DN142」に比べ、ダイナミックドライバーの搭載数が1基から2基へと増加しています。
超低音域に1基アサインされた構成は同様でありながら、それを補強するような形で低音域へさらに1基追加された構成となっています。
中音域以降の構成は両モデルで共通しており、中音域と高音域にはそれぞれバランスド・アーマチュアドライバーを2基ずつ、超高音域にはマイクロ平面駆動ドライバーを2基使用しています。
そのため、DN242では低音域の物量と制御方法を見直すことで、音の土台や全体の安定感を高める方向で設計されていることが分かります。

その他
製品コンセプトをモチーフとした、3枚のキャラクターカードが付属しています。
一番左のキャラクターは、最近のDUNU公式主催のプレゼント企画で「ぬいぐるみ」が賞品となっていたような。DN242用の、特別デザイン(コスプレ?)となっています。
(DN142 と同等内容となりますので、説明についても同一内容としています)

販売先のストア情報
「DUNU DN242」は、以下のストアでご購入いただけます。
レビュー
レビュー環境
本記事のレビューは、以下の環境で行いました。
| イヤーピース | 付属イヤーピース(DUNU S&S Eartips) |
| イヤホンケーブル | 付属ケーブル(4.4mm) |
| DAC・アンプ | D&A Alpha Pro |
試聴曲(紅蓮華 / LiSA)
全体的な音色・各音域のバランス
全体的な音色として、私自身のイメージは「ニュートラル寄り」だと感じました。
「DUNU DN142」と比べると、低音域の土台が強化されたことで、音全体の安定感が増しています。
派手さを強調する方向ではなく、各帯域のつながりを重視したバランス型のチューニングです。
各音域のバランスについては、以下のとおりです。
低音域
低音域は、DN142よりも明確に厚みと重心の低さが感じられます。
ダイナミックドライバーを2基搭載した構成らしく、量感が増しつつも反応は鈍くなっていません。
アタック感は適度で、沈み込みも自然です。
DN142では、低音域は引き締まっていて軽快な印象でしたが、「DUNU DN242」では音の土台を支える方向に調整されています。
超低音域が過度に主張することはなく、あくまで全体の安定感を高める役割として機能しています。
そのため、中音域をマスクするような印象は受けにくいです。
中音域
中音域の質感はDN142と近く、明瞭で癖の少ない鳴り方です。
低音域の土台が安定したことで、相対的に中音域がより自然に感じられます。
ボーカルは適度な距離感を保っており、前に出すぎることはありません。
DN142の見通しの良さという持ち味はそのままに、背景がしっかりしたことで音像が安定した印象です。
楽器とボーカルの分離も良好で、音が混み合う場面でも整理された鳴り方をします。
高音域
高音域は、上まで素直に伸びる印象です。
DN142ではややシャープに感じられる場面がありましたが、DN242では低音域が補強された影響もあり、刺激感は抑えられています。
刺さりが気になる場面は少なく、全体として聴き疲れしにくいバランスです。
細かな音の描写はしっかりしており、解像感が損なわれている印象はありません。
低音域を強化しつつも、高音域の抜けや情報量を維持している点は好印象です。
まとめ
「DUNU DN242」は、兄弟機の「DUNU DN142」の持ち味である解像感と見通しの良さを維持しながら、低音域の厚みと安定感を強化したモデルです。
ドライバー構成の違いは低音域に集中しており、その設計変更が音の土台づくりにしっかりと反映されています。
DN142の軽快さがやや物足りなく感じられた場合には、DN242の方が自然にフィットする可能性があります。
一方で、シリーズ共通のバランス志向は変わっておらず、長時間のリスニングにも向いたチューニングです。
DN142からのステップアップとしても、初めてDUNUのイヤホンを選ぶ場合でも、扱いやすい一台だと感じました。
今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






