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JUZEAR Nimbus(流雲) – 3つのノズルで、好みの音を探せるイヤホン

5.0

「JUZEAR Nimbus(流雲)」は、10mm径のダイナミックドライバーを1基搭載した、実売50ドル前後のイヤホンです。
交換式プラグや3種類のチューニングノズルなど、この価格帯としては遊べる要素が多め。
今回はデフォルトの白ノズルを中心に、チューニングノズルで得られる違いを含めてチェックしていきたいと思います。

HiFiGo様よりご提供いただきました。

製品の紹介

パッケージデザイン

パッケージは製品名の「Nimbus(流雲)」をイメージした、雲と青空を基調とするデザイン。
箱だけを見ると爽やかで柔らかな雰囲気ですが、中から出てくるイヤホン本体は金属筐体+鏡面仕上げだったりします。
パッケージの柔らかな雰囲気とはまた違った印象で、なかなか存在感がありました。

JUZEAR Nimbus(流雲)の写真

付属品

付属品はイヤーピースの豊富さを中心に、充実感のあるラインナップです。
イヤーピースは軸色が赤・青・ピンクに分けられた3種類が、それぞれ3サイズずつ付属。
さらに交換用のチューニングノズル、キャリングポーチ、クリーニングクロスなども入っています。

今回の3.5mm+4.4mmモデルでは、ケーブルのプラグ部分も交換式。
ケーブル自体の線材には、4芯構造の銀メッキ単結晶銅を採用しており、イヤホン側は埋め込み2Pin仕様。
3.5mmと4.4mmを使い分けるために、別途ケーブルを追加購入しなくていいのは便利なところです。

JUZEAR Nimbus(流雲)の写真

イヤホン本体

10mm径のMACCD(多層アモルファスカーボン)複合振動板を1基搭載した、シングルダイナミック構成です。
筐体には高精度の亜鉛合金ダイキャストを採用し、かなり光沢感の強い鏡面仕上げとなっています。

フェイスプレートはガラス製で、同様に光沢感の強い鏡面仕上げ。
光の当たり方や見る角度によって青色の見え方が少し変わるので、写真で見るより実物のほうが表情があります。
ただし、ここまで鏡面だとやっぱり指紋はかなり目立ちます。
触るたびに跡が残りやすいので、このあたりは好みが分かれそう。クリーニングクロスが付属しているのも納得ですね。

片側の重量は公称9.2g。
装着するとやや重さは感じるものの、そのぶん耳の中で安定しやすく、装着位置もずれにくいです。
実際に使っていて重さが気になることはそれほどありませんでした。

付属イヤーピースも試しましたが、個人的には赤/青/ピンクの3種類のものが、密閉を取りやすく好印象です。
試聴では青軸のMサイズを使用しています。なお、ノズル径は実測で約6.0mmでした。

そして、Nimbusで特に面白いポイントとなるのが、白・赤・黒の3種類が付属する交換式のチューニングノズル。
ゴムリングの色で簡単に見分けられ、デフォルトでは白が装着されています。

JUZEAR Nimbus(流雲)の写真
JUZEAR Nimbus(流雲)の写真

販売先のストア情報

「JUZEAR Nimbus(流雲)」は、以下のストアでご購入いただけます。

JUZEAR Nimbus(流雲)
JUZEAR Nimbus(流雲)

3種類のチューニングノズルで、好みに合わせて音を味変できるイヤホン

レビュー

レビュー環境

本記事のレビューは、以下の環境で行いました。

イヤーピース付属イヤーピース(青軸)
ケーブル付属ケーブル(4.4mm)
DAC・アンプD&A Alpha Pro

全体的な音色・各音域のバランス

デフォルトの白ノズルで聴くNimbusは、どこか一部分を強く主張させるというより、全体のまとまりを重視したバランス型。
音色は完全なニュートラルとも言いづらく、ほんの僅かに暖色寄りですが、重たさよりも聴きやすさや軽快さのほうが印象に残ります。
このあたりは製品コンセプトとも近く、試聴してみても大きなズレは感じませんでした。

3種類の中では、個人的にはデフォルトの白が一番好み。
ノズルを交換してもまったく別のイヤホンになるほど極端には変わりませんが、まったく分からないほど小さな違いでもなく、きちんと使い分けられる程度には変化してくれるという感じです。

こうしたチューニングノズルの良いところは、音の違いを手軽に体験しやすいこと。
少なくとも初心者においては、リケーブルよりも「こっちの音のほうが好き」とはっきり判断しやすいギミックだと思っています。

低音域

低音域は量で押してくるタイプではなく、量感としてはそこそこ。
しっかり存在感はありますが、低音が前面に出続けるような鳴り方ではなく、全体を下から支える程度に収まっています。
低域が多いイヤホンを期待すると少し軽く感じるかもしれません。

その一方で、全体として重たさも残りにくいです。
低音好き向けというよりは、ボーカルやほかの楽器を邪魔しない範囲で低域もきちんと欲しい人に合いやすいバランスです。

中音域

中音域も癖は比較的少なく、ボーカルだけを極端に前へ押し出すタイプではありません。
白ノズルではボーカルも全体のバランスの中へ自然に収まり、このあたりにはNimbusの僅かに暖色寄りな音色も感じられます。
ノズル交換による変化も分かりやすいところで、赤ノズルへ替えるとボーカルの明瞭さがかなりアップ。
白で少し穏やかに感じる場合は、赤へ交換するだけでも印象が変わります。

逆に黒ではボーカルの存在感も落ち着き、かなり柔らかな方向へ。
ボーカルをハッキリ聴きたいなら赤、柔らかく聴きたいなら黒、その中間でバランスを取りたいなら白という選び方がしやすいです。

高音域

白ノズルの高音域は、明るさを強く押し出すタイプではなく、全体のバランスに馴染むような鳴り方です。
軽快さはありつつも、高音だけが目立つような印象はありません。
赤ノズルへ替えると高音域が一段明るくなり、白よりもハッキリとした鳴り方に変化します。
3種類の中では、高音域の存在感を最も感じやすいのが赤です。

反対に黒はかなり穏やか。
赤や白と比べて高音域の主張が落ち着くので、高音をあまり目立たせたくない場合はこちらのほうが合わせやすいと思います。

まとめ

「JUZEAR Nimbus(流雲)」は、軽快で僅かに暖色寄りの音を基本形に、3種類のチューニングノズルで好みの音を探せるイヤホン。
個人的には白ノズルが一番好みですが、赤や黒へ交換したときの違いもしっかり分かるという点が良いです。
ノズル交換でのチューニングを初めて試すという人でも、音が変わる面白さを味わいやすいと思います。

鏡面仕上げで指紋が目立ちやすいといった点は好みが分かれそうですが、交換式プラグや豊富なイヤーピースまで最初から揃っているところにも、コストパフォーマンスの高さを感じます。
ただ音を聴くだけでなく、そこから自分好みに調整して遊べるイヤホンを探しているならば相性の良い1本になり得ると思います。

今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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