こんにちは。
今回は、RokidよりリリースされたARグラス「Spatial」のレビューをお届けします。
※本製品は、AliExpress様よりプロモーション用にご提供いただきました。
このような機会をいただけましたことに、心より感謝いたします。
製品の概要
「Rokid Spatial」は、現実とデジタルをシームレスに融合させる、次世代のAR体験を提供するウェアラブルデバイス。
この製品は、最新のARグラス「Rokid Max 2」と、専用コントロールデバイス「Rokid Station 2」のセットとして構成されており、空間コンピューティングによるマルチタスクや3D視聴、ゲームプレイなど、多彩な活用が可能です。
- 業界初の自動視力調整&瞳孔間距離(IPD)調整に対応
- 最大300インチ相当の仮想スクリーンと3D視聴による没入体験
- NetflixなどのDRM対応配信サービスにも完全対応
- 最大3ウィンドウ同時表示で、動画視聴・チャット・ブラウジングを一括操作
- PC・スマホ・iPad・ゲーム機との幅広い接続性をサポート
- わずか75gの超軽量設計で、長時間使用でも快適!
2025年のCESやミラノデザインウィークでも大きな注目を集めたこのモデルは、Apple Vision Proの約1/5の価格で、ほぼ同等の機能を実現したとも言われています。
Rokidは2014年創業の中国企業で、ARグラスの量産は2020年から開始。今回のRokid AR Spatialは、同社の第3世代フラッグシップモデルとして位置付けられています。
販売先のストア情報
「Rokid Spatial」は、以下の公式ストアで購入可能です。

製品スペック
「Rokid AR Spatial」と、前作の「Rokid Max & Rokid Station」のスペックを比較してみました。
スペック比較表:Rokid Max 2 vs Rokid Max
| 項目 | Rokid Max 2 | Rokid Max |
|---|---|---|
| 重量 | 約75g | 約75g |
| 解像度 | 1920×1080(片目) | 1920×1080(片目) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
| 輝度 | 最大600nits | 約500nits |
| FOV(視野角) | 約50° | 約50° |
| 視力補正 | 手動ダイヤル式 | 手動ダイヤル式 |
| 3D映像対応 | ○ | ○ |
| デザイン | 軽量化・鼻パッド改良 | 従来デザイン |
| 価格(参考) | 約49,999円 | 約42,000円(流通少) |
スペック比較表:Rokid Station 2 vs Rokid Station
| 項目 | Rokid Station 2 | Rokid Station |
|---|---|---|
| OS | Rokid AR OS(独自) | AndroidカスタムOS |
| SoC | Snapdragon 6 Gen 1 | MediaTek Kompanio 900T |
| RAM / ROM | 8GB / 128GB | 8GB / 128GB |
| 映像出力 | USB-C(DP Alt Mode) | 同上 |
| HDMI入力 | 非対応 | 非対応 |
| バッテリー | 約5000mAh | 約5000mAh |
| 操作性 | タッチ+レーザーポインタ | タッチのみ |
| 拡張性 | 高(マルチウィンドウ対応) | 中 |
| コンテンツ対応 | Netflix等DRMストリーミング対応 | 同上(互換性に差あり) |
| 価格(参考) | 約24,999円 | 販売終了(流通不明) |
Rokid AR Spatialはどこが進化したのか
1. 視力補正とIPD調整が強化され、さらに使いやすく
従来モデルでは限られた手動調整範囲のみでしたが、Rokid Max 2では左右それぞれ0〜-6.00Dまで対応する視力補正ダイヤルを搭載。
手動式ではあるものの、視力の個人差に対応しやすくなり、眼鏡を外して使いたい方にとって大きな利便性向上となりました。
また、瞳孔間距離(IPD)は物理的な可変機構こそありませんが、ソフトウェア上で数値設定が可能です。
自分のIPD値に合わせて仮想画面の表示位置を調整できるため、より自然な見え方が得られます。
視力や顔の構造に合わせて柔軟に対応できる設計は、ARグラスをより快適に使うための大きな進化点と言えるでしょう。
2. マルチウィンドウと3D大画面による圧倒的な没入感
「Rokid AR Spatial」は、最大3つのアプリ画面を同時に表示することが可能です。
画面は最大300インチ相当のサイズに拡大でき、3D映像の再生にも対応しています。
従来のように一つのアプリだけを表示するのではなく、動画視聴・メッセージ返信・ブラウジングを同時に行うといったマルチタスク操作が、より自然に行えるようになりました。
3. 専用OSと高性能チップにより操作性が向上
新しいRokid Station 2には、Snapdragon 6 Gen 1プロセッサが採用されています。
Rokid独自のAR OSとの組み合わせにより、アプリの起動や操作が一段とスムーズになりました。
また、Rokidの専用アプリストアには35本以上の空間アプリが用意されており、今後もさらに増える予定です。
4. DRM対応によって映像・ゲーム体験が本格的に
Netflix、Disney+、Prime Videoなどの主要な動画配信サービスに正式に対応し、安定した高画質再生が可能になりました。
また、Steam Link、Moonlight、PS Remote Playなどを利用することで、PCやゲーム機からのリモートプレイも簡単に楽しめます。
エンターテインメント用途においても、従来より大幅に利便性が向上しています。
5. 快適性の向上による長時間使用への対応
本体の重量は約75gと変わりませんが、鼻パッドやテンプルの構造が見直され、装着感が大きく改善されています。
長時間の使用でも耳や顔への圧迫が少なく、ヘッドホンとの併用もスムーズです。
移動中やベッドの中でも気軽に使える快適さは、日常使いのARグラスとして重要なポイントです。
「Rokid AR Spatial」は、AR体験をより実用的に、そして日常的に使えるものへと進化させたモデルです。
従来モデルに比べて視覚の快適さ・操作性・コンテンツ対応・携帯性のすべてが改善されており、まさに次世代のスタンダードと呼ぶにふさわしい仕上がりとなっています。
「Apple Vision Proほど高価なものは不要だけど、本格的なAR体験がしたい」
そんな方には、まさにうってつけの選択肢です。
パッケージ構成
開封の儀
今回はご提供いただいたのは「Rokid Max 2 / Rokid Station 2 / Rokid Hub」と、3種類の製品となります。

Rokid Max 2 のパッケージ内容と外観チェック
ARグラス「Rokid Max 2」のパッケージは、シンプルかつ洗練された印象です。
ハードケースに加え、必要なアクセサリがすべて同梱されており、届いたその日からすぐに使用できる構成となっています。
セット内容
- Rokid Max 2 本体(保護フィルム装着済み)
- ハードシェルケース(マットブラック仕上げ)
- USB-C to USB-C ケーブル
- ノーズパッド(交換用2個)
- ユーザーマニュアル(日本語含む多言語対応)

付属の収納ケースはハードタイプで、外出先への持ち運びにも安心です。
内部にはクッションとバンドが備わっており、本体をしっかり固定できます。
デザインと質感
本体のデザインは、前モデル「Rokid Max」と似たスポーティなシルエットを踏襲しながら、細部がブラッシュアップされています。
特にテンプル(つる)の曲線処理や端子周りの仕上げは非常に精巧で、質感の高さが伝わってきます。

重量は約75gと非常に軽量で、実際に手に取ってみると「これで映像が映るのか」と驚くほどの軽さです。
-6.00Dまで対応する視力補正ダイヤル
「Rokid Max 2」最大の特徴のひとつが、0〜-6.00Dまで対応した視力補正ダイヤルです。
左右のレンズ上部に調整ホイールがあり、視力に応じて直感的にピント調整が可能です。
レンズ内には度数の目安を示すガイドも印刷されており、調整状況が一目で分かるようになっています。
眼鏡をかける必要がなく、そのまま快適に装着できるのは非常に大きな利点です。
フロントデザインと遮光性
レンズ表面にはミラーコートが施されており、スタイリッシュな印象を与えながらも外光の映り込みを軽減しています。
また、別売の遮光カバーを使用すれば、さらに没入感の高い視聴環境を構築することができます。
このように、「Rokid Max 2」はパッケージの充実度と製品の完成度が非常に高く、
ARグラスを初めて使う方にも、すでに他機種をお使いの方の買い替えにもおすすめできる完成度です。
Rokid Station 2 のパッケージと外観レビュー
「Rokid Station 2」は、「Rokid Max 2」と組み合わせて使用する専用コントローラーです。
スマートフォンサイズの筐体に、ハイスペックなプロセッサとAR体験に最適化された独自OSが搭載されており、まさに「ポータブルARコンピューター」と言える存在です。
セット内容
- Rokid Station 2 本体
- クリア保護ケース(装着済)
- USB-C to USB-C ケーブル
- ユーザーマニュアル

クリアケースは最初から装着されており、外出先への持ち運びや落下対策にも配慮されています。
デザインと操作系
本体の質感はアルミ調で、マットなグレー仕上げ。
丸みを帯びた角の処理や、左右のボタン配置など、スマートフォンに近いフィーリングで直感的に扱えます。
- 右側面:ホームボタン、メニュー(タスク)ボタン
- 左側面:電源ボタン
- 上面:バッテリーインジケーター/5000mAhと記載あり
- 下面:2つのUSB-C端子(映像出力用/充電用)
下部のUSB-Cポートは2つあり、左は映像出力用、右に充電用のポートが搭載されています。
USB PDでの急速充電にも対応しているほか、使用中に給電しながら利用することも可能です。
パフォーマンスと使用感
「Rokid Station 2」には、Snapdragon 6 Gen 1プロセッサと8GB RAM + 128GBストレージが搭載されています。
Androidベースの独自AR OSに最適化されており、Rokid Max 2との組み合わせで非常に滑らかな動作を実現しています。
また、マルチウィンドウ表示や空間操作(ポインター機能)にも対応しており、
従来モデルでは実現が難しかった“PC的な操作感”をAR空間で体感できます。
Rokid Hub の紹介
Rokid Max 2やRokid Station 2を活用するうえで、あると便利なオプションが「Rokid Hub」です。
小型でシンプルなデザインながら、ARグラスの接続性を広げてくれるアクセサリとして設計されています。
製品概要
- 製品名:Rokid Hub
- 型番:R01
- 接続端子:USB Type-C(オス)
- ポート数:2つ(映像出力用/充電用)
- 同梱品:ユーザーマニュアル(多言語対応)

本体サイズは非常にコンパクトで、ARグラスやStationと合わせても荷物になりません。
使い方と役割
Rokid Hubは、スマートフォンやタブレットなどのUSB-C端末とRokid Max 2を接続する際の中継機能を果たします。
- 片方のポートに電源供給(PD対応)を
- もう片方にRokid Max 2などARグラスの映像信号を通します
これにより、スマートフォンのバッテリーを消耗せずにAR体験ができるのが大きなポイントです。
Rokid Station 2のように多ポートがない端末を使用している方にとっては、必須に近いアクセサリといえます。
シンプルながら高い実用性
ボディは金属調の質感で、質感や作りも非常に丁寧です。
見た目はシンプルながら、接続が安定しており、長時間使用しても発熱が抑えられている点も好印象でした。
特に外出時や出先でスマートフォンを使ってARグラスを利用したい場合、このHubがあることで充電と映像出力を同時に実現できるようになります。
実際に使ってみて感じたこと
ARグラスというと「VRほどの没入感はない」と思われがちですが、Rokid Max 2は非常に実用的なデバイスでした。
特に印象的だったのは、Type-Cケーブル1本で接続・即表示できる快適さです。
外出先でもすぐ使える手軽さ
カフェや新幹線など、ちょっとした移動時間でも映像を観たり、作業をしたりといったことがストレスなく行えます。
また、外光をカットしてくれる遮光パネルが同梱されており、屋外でも画面がはっきり見えるのは非常にありがたいポイントです。
のぞき見防止にも効果あり
ノートPCと組み合わせて使う場合、本体の画面出力をOFFにしてARグラスのみに映すことで、周囲からの視線を遮ることができます。
ちょっとした「簡易プライバシーフィルター」としても役立ちました。
スピーカーの音質も上々
本体には小型ながら高音質なスピーカーが内蔵されています。
音漏れを抑えつつ、映像視聴にちょうど良いバランスのサウンドでした。
視力補正とフィッティングについて
筆者は視力がかなり悪く、通常の裸眼視聴では限界を感じていました。
しかし、左右それぞれ0〜-6.00Dまで調整できる視力補正ダイヤルのおかげで、眼鏡を外した状態でも快適に使用することができました。
ARグラスを選ぶうえで、この機能は間違いなく必須だと感じます。
スイートスポットの探しやすさ
装着時の位置合わせ(いわゆる“スイートスポット”)も比較的見つけやすい印象でした。
「椅子に深く腰掛けるように」グラスを安定させると自然とピントが合いやすくなります。
ただし、レンズの端に行くほどピントが甘くなる現象はあります。これはARグラスの構造上、ある程度は避けられない部分だと感じました。
レンズ表面の映り込みについて
レンズの表面には光沢があるため、周囲の光源や物体が反射して映り込むことがあります。
屋内での映像視聴にはあまり影響ありませんが、没入感を重視する方にとっては少し気になるかもしれません。
総評
「Rokid Max 2」は、「AR=未来ガジェット」から「AR=実用ツール」へと進化させた製品だと感じました。
「映像を快適に楽しむ」だけでなく、「周囲の視線を気にせず作業できる」「外でもしっかり見える」など、
現実に根ざした使い方ができるARグラスとして非常に完成度の高い仕上がりです。
お読みいただきありがとうございました。







