こんにちは。
今回は、Daruma Audioより発売中のイヤホン「RAN(すずらん)」のレビュー記事となります。
※本製品は、Angelears様よりご提供いただいております。
このような機会をいただけましたことに、感謝いたします。
製品の概要
「Daruma Audio RAN(すずらん)」は、同社の新シリーズ「X-Melody」の第1弾として登場したイヤホンです。
製造は中国のベテランメーカーとの協業によるODM方式で行われており、コストを抑えつつも高い品質を実現しています。海外市場では「RAN」の名称で展開されています。
今回、本製品をご提供いただいた”Angelears Audio Store”とのパートナーシップによる、国際的な広がりも特徴となっています。
搭載されるのは、10mm径のデュアル磁気回路ダイナミックドライバーを1基のみとしたシンプルな構成です。
樹脂製の軽量シェルは片耳わずか5gと装着感に優れ、フェイスプレートには青みがかったオーロラ模様のUVレジン仕上げが施され、美しい見た目も楽しめます。
接続はフラットタイプな2pin仕様でリケーブルに対応。さらに別売りのノズルフィルターを交換することで音質を調整できる拡張性も備えています。付属品には6種類のイヤーピースが同梱されており、ユーザーごとの好みに合わせた”セミカスタム感覚”のチューニングが可能です。
音質面では「弱ドンシャリ寄りの美音系」とされ、自然な低音域・透明感のある中音域・伸びやかで滑らかな高音域を特徴とします。
解像感と広がりを意識したサウンド設計により、幅広いジャンルに対応できるリスニング系のイヤホンとなっています。
販売先のストア情報
「Daruma Audio RAN(すずらん)」は、以下のストアでご購入いただけます。
製品の紹介
パッケージ構成
パッケージ…もとい、金属製のケースに収まっています。
「Daruma Audio」のメーカーロゴが刻印されていることを除けば、まるでお菓子の缶のような可愛らしい風貌ですね。

付属品
付属品は、イヤーピースが特に充実しています。
合計で6種類がイヤーピース同梱されており、シリコンやフォームといった形状・硬さが異なるものが一揃いです。
それぞれ各サイズ(S / M / L)が用意されているため、自分の耳に合わせて最適な装着感と音質を選ぶことができます。
一部はプラスチックケースに収められているため、お気に入りのものだけを持ち運ぶといった用途にも適しています。
付属ケーブルは銀メッキOFCを採用した2芯撚り線で、見た目にも透明感のあるデザインです。
3.5mmアンバランス仕様で、フラットタイプな2pin仕様となっています。
取り回しがしづらいといったことはなく、必要十分な快適性を備えています。
イヤホン本体
イヤホン本体は、樹脂素材を用いた小型で軽量な設計です。
製品概要で触れたように、片耳わずか5gという軽さに加え、金属で作られたノズル径はおよそ5.4mmと太すぎないサイズ感となっています。
耳の小さい方や、女性でも快適に装着しやすいフィット感が得られそうに思います。
フェイスプレートには青みがかった光沢を持つオーロラ調のデザインが施され、見る角度によって輝きが変わる美しい仕上がりです。
中央にはブランドロゴが埋め込まれており、シンプルながらも高級感のあるルックスとなっています。
白色のデバイスが人気を集めるなか、本製品はそのような環境でも違和感なく馴染める使いやすさを醸し出しています。
レビュー
レビュー環境
本記事のレビュー時における構成は、以下のとおりです。
| イヤーピース | 付属イヤーピース |
| イヤホンケーブル | 付属ケーブル(3.5mm) |
| DAC・アンプ | D&A Alpha Pro |
試聴曲(irony / ClariS)
全体的な音色・各音域のバランス
全体的な音色として、私自身のイメージは「寒色寄り~ニュートラル」だと感じました。
一聴して感じられるのは、柔らかく耳当たりの良いサウンドです。
製品紹介で示されていた「弱ドンシャリ寄りの美音系」という言葉どおりの印象で、弾力のある低音が小気味よく鳴り、全体を心地よく支えてくれます。
女性ボーカルとの相性も良好で、ClariSの「irony」のように可愛らしさを前面に押し出した楽曲では、その透明感を自然に再現します。
際立った艶や厚みを強調するタイプではありませんが、小型筐体という点を考えれば十分に伸びやかな歌声を聴かせてくれると感じました。
小さな筐体から最大限に美しい音を奏でるような、派手すぎない清涼感が特徴で、長時間のリスニングでも疲れにくいサウンドに仕上がっています。
各音域のバランスについては、以下のとおりです。
低音域
低音域は弾力のある鳴り方で、小気味よく音楽を支えてくれます。
沈み込みは自然で、過度に膨らむことなくリズムの輪郭をきれいに描き出すタイプです。
量感は十分ながら控えめで、長時間のリスニングでも重さに疲れることはありません。
迫力を重視する方にはやや穏やかに感じるかもしれませんが、全体の調和を大切にした低音といえます。
中音域
中音域は透明感に優れ、女性ボーカルの可憐さを素直に表現します。
声の輪郭は滑らかで、楽器の中に自然に溶け込みつつも埋もれにくく、心地よい距離感で楽しめます。
厚みや艶を前面に押し出すようなチューニングではありませんが、そのぶん繊細さと清涼感が際立ちます。
ClariS「irony」のような楽曲との相性はとても良好だと思います。
高音域
高音域は伸びやかで、耳に刺さらない滑らかさが特徴です。
細やかなニュアンスをきれいに描き出し、サウンド全体に清涼感を与えてくれます。
煌びやかに誇張するタイプではないため、華やかさを強く求める場合には物足りなく感じるかもしれません。
ただ、その分聴き疲れしにくく安心して楽しめるように考えています。
まとめ
「Daruma Audio RAN(すずらん)」は、小型で軽量な筐体から想像以上に伸びやかなサウンドを聴かせてくれる、美音系イヤホンです。
弱ドンシャリ寄りのバランスを基調に、低音は弾力を持ちながら自然に整えられ、中域は透明感を重視、高域は滑らかで刺さりを感じさせない設計。
派手さや押し出しをあえて抑えることによって、安心して長時間聴ける聴きやすさが魅力になっています。
特にClariS「irony」のような可愛らしさや清涼感を含んだ楽曲とは相性が良く、女性ボーカルの魅力を自然体で楽しむことができます。
一方で、重低音の迫力や華やかさを強く求める方にはやや穏やかに感じられるかもしれませんが、落ち着きのあるチューニングを好む方には最適な一台だと思います。
また片耳5gという軽量設計と小型の筐体により、耳の小さい方や女性でも装着しやすい点でおススメ度はアップします。
音質を追求していくと、どうしても筐体は大きくなっていきがちな印象なため、幅広いユーザーに勧めやすいことは大きな魅力だと思いました。
価格帯を踏まえればコストパフォーマンスも高く、拡張性を含めて安心しておすすめできるイヤホンに仕上がっています。
今回のレビューは以上です。
お読みいただきありがとうございました。




