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【レビュー】FIIO K13 R2R – 初めてのR2R入門にも据え置きメイン機にも狙える一台

こんにちは!
今回は、FIIOより販売中の据え置きDAC「FIIO K13 R2R」のレビューをお届けします。

※本レビューは、自費で購入した製品を使用して執筆しています。

FIIOから新たに登場した「FIIO K13 R2R」は、据え置き型DAC/ヘッドホンアンプとしては珍しいR2R方式を採用した意欲的なモデルです。
一般的なDACが使用するΔΣ(デルタシグマ)方式とは異なり、ラダー型方式によるアナログライクな表現を得意とする点が大きな魅力となっています。

本記事では、イヤホンでの試聴レビューを交えつつ「FIIO K13 R2R」の実力や特徴を丁寧に見ていきます。
R2Rならではの質感や、FIIOらしい扱いやすさがどのように両立しているのかを知りたい方の参考になれば幸いです。

製品の紹介

パッケージ構成

カラーバリエーションは「シルバー / ブラック」の2種類が用意されています。
今回選んだのは「ブラック」ですが、パッケージデザインはシルバーの製品デザインで統一されているようでした。

付属品

「FIIO K13 R2R」の付属品は、据え置き型DACとしては必要十分な内容になっています。
本体のほか、電源ケーブル、USBケーブル、リモコン、6.3mm変換アダプターが同梱されています。

これまで使用してきた据え置きDACの中では、リモコンが付属しているのは本製品が初めてです。
入力切替や音量調整など、日常的に使う操作を離れた場所から行えるため、デスクトップ環境でも取り回しが良くなります。
本体で一通りの操作は行えるので、無理にリモコンを使う必要がないのはありがたいです(単純に、よく失くすので…)

電源ケーブルはアース付きの3ピンプラグ仕様になっています。
AliExpress経由でUSバージョンを購入した場合は、変換アダプターもしくは別途ケーブルの用意が必要となります。

DAC本体

「FIIO K13 R2R」の本体デザインは、据え置きDACとしては比較的コンパクトなサイズにまとめられています。
全体は落ち着いたブラックのアルミ筐体で構成されており、角の丸みを帯びた仕上げも相まってデスク上に自然と馴染む印象です。

フロントパネルには、3.5mmと6.3mmのヘッドホン出力、そして左右に配置された操作ノブが並びます。
左側はメニュー兼インプット切替、右側は音量調整となっており、ノブ周囲が青色に発光することで動作状況がひと目で分かります。
中央には小型のディスプレイが搭載され、入力ソースやゲイン、サンプリングレートなど必要な情報を簡潔に確認できます。

背面端子はバランス(XLR)とアンバランス(RCA)出力のほか、USB入力、光デジタル、同軸デジタルをひと通り備えています。

本体上部には、本機最大の特徴とも言える大きな円形のシースルーウィンドウが設けられています。
内部のR2Rラダー回路をそのまま覗き込むことができ、抵抗素子が整然と並ぶ基板デザインは視覚的にも非常に魅力的です。
LEDによるほのかな発光も相まって、据え置きオーディオとしての所有欲をしっかり満たしてくれます。

サイズは手持ちの「D&A Alpha Pro」と比較すると、横幅と奥行きが一回り小さく、背の低いデザインになっています。
「K11 R2R」のような下位モデルに比べると大型化はしましたが、それでも圧迫感は少ないのでデスク環境をすっきりまとめやすい点が好印象です。

販売先のストア情報

「FIIO K13 R2R」は、以下のストアでご購入いただけます。

FIIO
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レビュー

レビュー環境

本記事のレビューは、以下の環境で行いました。

イヤホンSeeAudio KAGUYA II
イヤホンケーブルYongse Fujin(4.4mm)

試聴曲(セルリアン / BACK-ON)

全体的な音色・各音域のバランス

全体的な音色として、私自身のイメージは「暖色寄り」だと感じました。

R2R DACならではの僅かな温かみをまといつつも、音像の輪郭は比較的シャキッとしていてバランスが整っています。
過度に色づけされたり、逆に無機質に寄りすぎることもなく、自然な質感と聴きやすさの両方を兼ね備えた音作りです。

各音域のバランスについては、以下のとおりです。

低音域

低音域は、量感と質感のバランスが良く、深い部分までしっかり沈み込む安定した鳴り方をします。
単に重低音を強調するのではなく、「重さ / 厚み / 余韻」が自然に感じられ、音楽全体の土台として十分な存在感があります。

一方で、中低域は膨らみすぎず、締まりの良いタイトな描写となっているため、ビートの立ち上がりやリズムの刻みが明瞭に感じられます。
量的に過剰になることはなく、低域の迫力とコントロール性が両立している印象です。

中音域

中音域は「厚み / 温かみ」をしっかり残しつつ、解像感も確保されたバランスの良い仕上がりです。
ボーカルの声に芯があり、息づかいや響きが自然に伝わってきます。
張り上げるパートでも刺さるような鋭さが出づらく、聴き疲れしにくい点が好印象です。

ギターなどの中音域を主役とする楽器では、弦の質感やアタックが自然に描写され、音像が前に出すぎない落ち着いたバランスに感じられます。

高音域

高音域は、派手さよりも「滑らかさと透明感」を重視したチューニングです。
強いアタックが過度に刺激的になることはなく、耳当たりは柔らかめで、長時間のリスニングでも疲れにくい傾向があります。

一方で、細かな音の粒立ちや抜けの良さはしっかり確保されており、シンバルやハイハットの響きが自然に伸びていきます。
上の帯域が主張しすぎることはなく、全体のバランスを損なわない範囲で空気感や広がりを付加してくれる印象です。

そのため、高音域は「優しいけれど物足りなくない」という絶妙なバランスに仕上がっており、前述のとおり長時間のリスニングを楽しむことに向いているように感じました。

OS / NOS モードによる違い

「FIIO K13 R2R」は、OS(Oversampling)とNOS(Non-Oversampling)の2モードを切り替えられる点も特徴のひとつです。

OSモードでは、音の余韻がやや伸びやすく、滑らかで空間的な広がりを重視したサウンドになります。
一方、NOSモードは音像がシャープに感じられ、アタックや輪郭がより明確に捉えやすくなりますが、個人的にはNOSモードのほうが音の切れ味が良く、細かな変化も捉えやすいため好みでした。

再生中にモードを切り替えるだけで印象が変わるため、自分の好みや音源の特性に合わせて選べる柔軟さが魅力です。

まとめ

「FIIO K13 R2R」は、「R2R DACならではの温かみ / 自然さ」と「現代DACの高解像度」という要素を、無理なく両立させた据え置き型DACだと感じました。
低音域の厚み、中音域のボーカルの存在感、高音域の滑らかさがどれも安定しており、ジャンルを問わず安心して使える懐の深さがあります。

OS / NOS モードの切り替えやイコライザーの設定により「自分好み」への調整がしやすいため、音楽の雰囲気や自分の聴き方に合わせて「ちょうどいい質感」に寄せられる点も大きな魅力だと思います。

今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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