AliExpress(アリエク)のセール情報はコチラ!
PR

【レビュー】ONIX Beta XI2 – 真空管を搭載したコンパクトDACを味わう。ロマン重視の後継作

こんにちは!
今回は、ONIXから登場したポータブルDAC「ONIX Beta XI2」のレビューをお届けします。

※本製品は、AliExpress様よりご提供いただきました。
 このような機会をいただけたことに、心から感謝しています。

ONIXといえば、前作「Alpha XI1」で高い評価を得たブランドとして知られています。
小型ながらもバランス出力を備え、明るくエネルギッシュな音づくりが印象的でした。

そして今回の「Beta XI2」では、前作の設計思想を引き継ぎつつ音の表現力をさらに磨き上げたモデルに仕上がっています。
Cirrus Logic社製「CS43198」DACをデュアル構成で搭載し、出力段にはOPA1662とBUF634Aを組み合わせた本格的な設計。
さらに、Shanling Audioとの協業により、真空管「JAN6418」を用いた真空管サウンドを実現しています。

デジタルの明晰さと、アナログの温かみ。
この2つの表現を手のひらサイズのボディで切り替えられるのが、本機最大の魅力といえるでしょう。

それでは、デザインや操作感、そして実際の音質について詳しく見ていきます。

製品の紹介

パッケージ構成

DAC本体 & 純正レザーケースの併売という形式で、ならびにパッケージデザインは前作を引き継いでいます。
第一作が「Alpha XI1」で、第二作となる本製品が「Beta XI2」と分かりやすいネーミングです。

付属品・DAC本体

本体は手のひらサイズの小型設計で、持ち運びに適しています。

付属品は、デバイス接続用のUSB Type-C to CケーブルとType-A変換アダプタ。
その他はマニュアルだけのシンプルな構成でした。レザーケースの外観についても写真をご参考ください。

天面にはモノクロディスプレイを備えています。
2種類のボタンでボリューム操作やゲイン調整(低 / 高)、デジタルフィルタの切り替え、また「真空管モード / トランジスタモード」の切り替えが可能。

真空管モードの場合、両サイドに設けられたシースルー部分(真空管搭載スペース)が淡く光る演出付きです。
出力端子は「3.5mm / 4.4mm」の両対応で、使用するイヤホン・ヘッドホンに合わせて使い分けられます。

前作「ONIX Alpha XI1」とのサイズ差やケース、付属ケーブルの差異は以下をご参考ください。
厚み以外は僅かにサイズアップしていますが、変わらずポータブルDACと表現して差し支えないボディとなっています。
側面はやや丸みをもったラウンド形状に変化していますが、その他のボタン配置などは据え置きです。

また、付属ケーブルについてもシンプルな被膜のものではなく、やや長尺となった編込ケーブルへと刷新されています。

販売先のストア情報

「ONIX Beta XI2」は、以下のストアでご購入いただけます。

ONIX
¥51,480 (2025/11/12 18:08時点 | Amazon調べ)

レビュー

レビュー環境

本記事のレビューは、以下の環境で行いました。

イヤーピースSeeAudio KAGUYA II
イヤホンケーブル付属ケーブル(4.4mm)

試聴曲(アイドル / YOASOBI)

全体的な音色・各音域のバランス

全体的な音色として、私自身のイメージは「ニュートラル~暖色寄り」だと感じました。
立ち上がりが速く、細部がきれいに見えるクリアな再現力。
音場を無理に広げるというより、輪郭をきちんと結ぶ方向のチューニングです。

トランジスタモードでは透明感が強く、情報量の多い曲でも一音一音がほどよく分離。
濃密な音で、Alpha譲りのスッキリ感を引き継ぎつつも、より一層に解像度が良好で距離感も近く感じられる鳴り方です。

真空管モードに切り替えると、全体的に柔らかな印象になりつつ、わずかに温度感も乗ります。
特に中音域の表情がなめらかで、アコースティックやボーカルで余韻がきれいに乗る印象でしょうか。
明らかに色付けされるというほどではありませんが、角が取れて耳あたりがよくなっているように思います。

なおスマホ接続時に、真空管モードで無音時のごく微細な高周波ノイズ(マイクロフォニックノイズ)が感じられました。
必ずしも発生する現象という訳ではありませんが、それが気になってしまうという方は真空管モードをオフで利用をおススメ。

各音域のバランスについては、以下のとおりです。

低音域

全体のトーンに合わせて控えめで、すっきりとした印象です。
深く沈み込むというよりは、タイトにまとまった鳴り方で、スピード感があります。
ベースラインの輪郭がはっきりしており、音の芯がしっかりしているのも特徴です。

重厚さよりもキレの良さを重視した低域で、軽快なリズムを好む人に向いています。
反面、もう少し厚みや余韻があれば、より豊かな音楽表現になったかもしれません。

中音域

全体の印象でも触れましたが、距離感が近いためボーカルのくっきり感が印象に残ります。
音の輪郭がくっきりしていることもあり、これは前作と同様にやや硬質な質感のようで全体が引き締まっています。

高音域

煌びやかと表現するよりは、結構ドライな印象です。
響きは控えめですが、細かい音の粒立ちが良く、繊細なニュアンスをしっかり再現します。
刺激は少なく、耳あたりはスムーズ。長時間のリスニングでも聴き疲れしにくい仕上がりです。

真空管モードでは、Alpha XI1のそれよりも角立ちの少ない柔らかな音になっており、聴き心地が良くなっていると思います。

まとめ

全体的にすっきりとした寒色寄りの音で、トランジスタモードでは解像感の高さとクールな描写が際立ちます。
一方で真空管モードを有効にすると、音に柔らかさとわずかな温度感が加わり、曲によって表情を変えて楽しむことができます。

真空管モードでわずかに感じられる高周波ノイズは、同様の仕組みを採用したポータブルDACでは遭遇しなかった現象だけに惜しい。
個体差、接続デバイスの差はあるものと考えていますが、前作同様のサイズ感に留めてきた魅力とトレードオフかと思います。

総合的に見れば、安定感という点では前作「Alpha XI1」に分があると感じますが、やはりポータブルで真空管サウンドを体験できるという点は非常に魅力的な一品でs。
落ち着いた音調と個性ある設計に惹かれる方、そして微かに灯る「真空管の輝き」にロマンを感じる方には、試してみる価値のある一台だと思います。

今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました