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NICEHCK PureAural – すっきり鳴らして、細かく遊べるポータブルDAC

4.5

「NICEHCK PureAural」は、音楽だけでなくゲーム用途も意識された、同社としては少しリッチな部類のポータブルDACです。
今回は、コンパクトな筐体に詰め込まれた機能と、実際の音・使い勝手を見ていきたいと思います。

NICEHCK様よりご提供いただきました。

製品の紹介

パッケージデザイン

パッケージは上下がパカッと開く、目新しいデザイン。
シルバー系の色合いを基調とし、前面には「PureAural」の製品名を大きく配置しています。
本体と同じく装飾を抑えたデザインで、「Hi-Fi Gaming DAC & AMP」という製品の立ち位置も分かりやすく記載されています。

nicehck pureaural 01
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付属品

付属品はUSB Type-A変換アダプターとマニュアル類のみ。PCのType-Aポートへ接続したい場合に使用します。

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DAC本体

本体はアルミニウム合金を採用し、ピアノの鍵盤から着想を得たというサンドブラスト・シルバーブラッシュを組み合わせた仕上げ。短めのUSB Type-Cケーブルは本体直付けで、ケーブルには銀メッキ単結晶銅を採用しています。

DACチップにはCirrus Logic社のCS43198、オペアンプにはSG Micro社のSGM8262を搭載。
内部構造としては、6層PCBでデジタル/アナログ/電源系をそれぞれ分離した、コンパクトでも徹底した設計となっています。

最大出力は235mW@16Ω、210mW@32Ωで、PCMは最大384kHz/32bit、DSD256に対応。
出力ゲインはLow/Medium/Highの3段階です。
側面の円形ボタンは、1回押すと再生/一時停止、長押しでデジタルフィルターを切り替えられます。

出力端子は3.5mmのみで、個人的には普段から4.4mmバランス接続を中心に使っているので、ここは少し惜しく感じます。

もうひとつ特徴的なのが、専用PCアプリを入れずにWebブラウザから設定を変更できることです。
音色面では、音楽/ゲーム向けプリセット、10バンドPEQ、5種類のデジタルフィルターを利用可能。
出力面では3段階(Low/Medium/High)のゲイン調整、音質と消費電力いずれを優先するかで選択可能な駆動モードの切り替え(Class-AB/Class-H)、100段階の独立ボリューム調整に対応しているほか、チャンネルバランスやマイクの入力ゲインまで調整可。
設定インターフェースそのものはシンプル寄りですが、少ないように見えて、触れる項目はけっこう多いです。

標準搭載のプリセットは、音楽向けではDefault/Rock/Vocal/Instrumental、ゲーム向けではFPS Footsteps/FPS Gunshots/Vocal Boost/Immersion Modeの、それぞれ4種類が用意されています。

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販売先のストア情報

「NICEHCK PureAural」は、以下のストアでご購入いただけます。

レビュー

レビュー環境

本記事のレビューは、以下の環境で行いました。

イヤホンKEFINE Loric
接続環境Windows PC

音質・使用感

今回は「KEFINE Loric」との組み合わせで試聴し、デフォルトのプリセットを基準にざっくり確認していきます。

kefine loric tmb
KEFINE Loric – エントリークラスに加わる、明るく芯のある新選択
低価格帯ながら、クリアなボーカルと煌びやかな高音域を軸に、低音の存在感もしっかり残したエントリークラス。参考価格は約5,…

音質

音はクリアで、やや寒色寄りの印象。
低音はタイトにまとまっており、全体の分離感や定位も追いやすく、PureAural自体が強く個性を付け足すのではなくすっきりと見通しよく鳴らす方向性が伺えます。
無音時などのシーンでホワイトノイズを感じるようなことはなく、特に気になる点はなかったかなと思います。

Web設定・プリセット

プリセットはどれを選んでも変化が分かりやすく、用途に合わせて手早く音を変えられます。
私自身は基本的にデフォルトで使う派ですが、必要なときにプリセットやPEQへすぐ触れられる自由度はPureAuralの強み。

駆動モード(Class-AB/Class-H)も切り替えてみたところ、Class-ABは少し音に元気があり、張りも出やすい印象。
Class-Hではその張りがやや弱くなります。音を優先するならClass-AB、母艦側のバッテリー消費を気にする場面ではClass-Hで。
マイクの入力ゲインまで設定できるのも面白く、単なるDACに終わらずゲーム用途もしっかり意識しているんだなぁ……と思います。

使用感

PCへ初めて接続した際はWindows側の音量が100%になったため、再生前に5%程度まで一気に下げました。
Windows側の仕様によるものですが、イヤホンを接続したまま初回設定する場合は、まずOS側の音量を確認しておくことをお勧め。

発熱はしばらく使った状態でほんのり温かく感じる程度で、実使用では十分に許容範囲。
筐体もケーブルもコンパクトなので、スマートフォンと一緒に持ち歩く用途でも扱いやすいです。

まとめ

「NICEHCK PureAural」は、コンパクトなUSB DACに細かな音質調整とゲーム向け機能を詰め込んだ製品です。
寒色寄りの音が好みなら、低音のタイトさに加えて分離感や定位も追いやすく、メリットは多いと思います。

Webブラウザから設定を変更できるという点も、個人的にはかなり評価の高いポイント。
なるべくシステムを汚したくない方、特に複数メーカーの製品を試す機会が多いレビュアーさんなら、同じように好印象を抱く人も多いのではないかなと思います。

惜しいのは、やはり4.4mmバランス出力がない点。
ただ、3.5mm接続で問題ないのなら音楽からゲーム、ボイスチャットまで幅広いシーンで1台を使い回したい方には依然面白みのある選択肢になり得ると思います。

今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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