こんにちは。
今回は、AFULよりリリースされたイヤホン「AFUL PolarNight」のレビュー記事となります。
※本製品は、HiFiGo様よりご提供いただいております。
このような機会をいただけましたことに、感謝いたします。
製品の概要
「AFUL PolarNight」は、15.4mmの大径ダイナミックドライバーを1基搭載したイントラコンカ型イヤホンです。
同社では「イントラコンカ型イヤホンの音質上の課題」として、下記のようなことを挙げています。
- サブベースの不足と、低音域のレスポンスの弱さ
- ボーカル表現力の欠如
- 限られた音場表現と解像度
いずれも音質に関わる重大な課題であり、それを払しょくするために同社が導入した設計や技術は下記のとおりです。
- 金属製のフロントキャビティ & 3Dプリント技術を活用した、樹脂製のリアキャビティ
異なる素材を組み合わせつつ、それぞれのメリットを活かした「まとまりのあるサウンド」を実現したとのこと。 - デュアルレゾナンス・デュアルダンピング振幅制御技術
同社では長径の音導管を用いた、独自の設計を主流としていました。
本製品では同様の独自設計となりますが、新たに2つのチャンネルに分割させた共振制御を行う仕組みを採用しています。
内部構造は下記の画像をご参考ください。

お得意の技術力の高さには既に定評高いものがありますが、
上記に挙げたようなイントラコンカ型の課題を克服すべくリリースした製品が「AFUL PolarNight」となります。
カナル型イヤホンが苦手な方や、カジュアルに高音質な音を楽しみたい方に特におススメできる製品かと思います。
製品の紹介
パッケージ構成
パッケージは、これまでの同社製品と同様に落ち着いたシックな雰囲気にまとまっています。
赤色と緑色のフェイスプレートを備えた外観が特徴的ですが、こちらについては後ほど触れていきます。

付属品
付属品は以下のとおりです。
可能な限り色味を調整しましたが、ご覧になる環境によっては実際の色と異なって見える場合があります。ご了承ください。
イヤーピース(イヤースポンジ)は、通常の黒だけでなく左右を区別するために色分けされたタイプも同梱されています。
外で使うとなると少し目立ってしまいますが、後述のイヤホン本体と相まってユーザビリティへの配慮を感じられます。

イヤホン本体
夜光貝殻を、ハンドクラフトにより手作業で敷き詰めたフェイスプレートが印象的です。
表面はやや虹色を帯びたようにも見受けられ、これは日本産オパール鉱石のパウダーを配合したこだわりようとのこと。
色分けには意味があり、イントラコンカ型では分かりづらい「左右の区別」のしやすさを向上させる目的を持っています。
接続端子には2PinではなくMMCXが採用されており、やや硬めながらしっかりと固定でき抜け落ちる心配はありません。
それゆえ脱着は至難の業となりますので、難易度を圧倒的に下げる目的で「MMCX ASSIST」のようなツール導入をおススメします。

レビュー
レビュー環境
本記事のレビュー時における構成は、以下のとおりです。
| イヤーピース | なし |
| イヤホンケーブル | 付属ケーブル(4.4mm) |
| DAC・アンプ | MOTU M2 |
試聴曲(POP/STARS – K/DA)
全体的な音色・各音域のバランス
全体的な音色として、私自身のイメージは「やや寒色」だと感じました。
低音域と中~高音域の間での分離感が高いように感じられ、音場は横方向にやや広い(上下方向はやや狭め)といった印象です。
各音域のバランスについては、以下のとおりです。
低音域
他音域に混ざりこむことのない、ハッキリとした分離感を持った音域だと思います。
量感としては中程度ですが、非常にタイトで引き締まった質感です。
重厚な表現というよりは、輪郭のはっきりとした正確な表現というべきなのかなと思います。
適切な使用方法ではないと思いますが、グッと抑え込むと低音はさらにっきりと表現されます。
カナル型イヤホンに比べ、ややフワッとした装着感になりやすいので物足りなさを感じたら少しお試し程度に。
イントラコンカ型は人によって装着感が変わりやすいと考えますので、比較的に個人差を感じやすい音域なのではと思います。
中音域
ボーカルの存在感をうまく引き立てており、非常にクリアな音を奏でてくれます。
他音域に比べての主張が突出しているといった印象で、ボーカルを気持ちよく聴かせるためのイヤホンなのかなと感じました。
音の余韻も程よく感じられ、後述の高音域とともに本製品のポテンシャルを感じられやすい部分かと思います。
高音域
圧倒的な解像度を持っているまでは言い切れませんが、イントラコンカ型にイメージを抱きやすいシャカシャカした印象はなく綺麗に鳴ります。
ハイハットのような小刻みな音へのレスポンスが良く、なかなかに切れ味のある表現を楽しむことができます。
中音域とともに広がりを感じやすい音域となっており、かつ自然な表現で誇張された雰囲気はあまりないかなと思います。
低音域で触れたように個人差を感じやすいといった部分は否めませんので、何かしら装着感を高める有用なアクセサリ等が開発されれば扱いやすくなるのかなと思いますね。
AFULさん、その辺りのブレイクスルーについてもお待ちしています。
本製品は4月10日のリリース予定ですが、既にAmazonでは販売が開始されています。
その他、AliExpressでも販売が予定されていますので、お好きな場所での購入をご検討いただければと思います。
お読みいただきありがとうございました。





