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Kinera Celest Pandamon 2.0 – 小さいながらも、力強いサウンドステージを繰り出す一品

こんにちは。
今回は、Kineraより発売中のイヤホン「Kinera Celest Pandamon 2.0」のレビュー記事です。

旧モデルの「Pandamon」からデザインを一新し、10mm平面型ドライバー(SPD)の第二世代を引っ提げた、マイナーチェンジのように見えつつも雰囲気がガラリと変わった本製品についてご紹介していきます。

※執筆にあたり、「Angeldac Audio(@AngeldacAudio)」様より製品をご提供いただいております。
 このような機会をいただきましたこと、改めてこの場にてお詫び申し上げます。

製品概要

「Kinera Celest Pandamon 2.0」は、旧モデルの「Pandamon」と同様に、第二世代のスクエア・プレナー・ドライバー(SPD 2.0)」を備えており、このドライバーは「10mm x 10mm」の正方形かつ平面駆動のドライバーとして設計されています。
「角形平面駆動ドライバー」…とでも表現するのが、日本語としては適切なのでしょうか。

「SPD 2.0」のメリットは、通常の平面駆動型ドライバーより小型で、より高い感度や反応速度を持たせることが可能となるとのことで、平面駆動型特有の「解像度の高いサウンド」をしっかりと表現することができるそうです。

Kinera Celest Pandamon 2.0の写真


また、旧モデルの「Pandamon」ではイカついフェイスプレートを備えた金属筐体(以下は参考画像)であったものの、今回の「Pandamon 2.0」ではレジン製筐体に変更しつつ「Celest」の他製品と同様に手作業で施された美麗なフェイスプレートをベースとした落ち着きのあるデザインとなっています。

ここまでを読むと「デザインを変えただけ?」と捉えてしまいそうになりますが、
同社では「Pandamon」→「Pandamon 2.0」へのモデルチェンジにあたり、同社はサウンドチューニングを全面的にやり直したとのことで、より滑らかなサウンドや高音域表現にこだわった製品へと仕上がっています。

Kinera Celest Pandamon 2.0の写真
Kinera Celest Pandamon 2.0の写真

同社の「Celest」ブランドでは、例えば「Plutus Beast」や「Relentless」など販売中の製品において、いずれも美麗なデザインで所有者に安心感を与えつつ、落ち着きのある製品展開を進めているようにあり、サブブランドとしての立ち位置が確立されつつあります。

Kinera Celest Plutus Beast
Kinera Celest Plutus Beast
Kinera Celest Relentless
Kinera Celest Relentless

パッケージと付属品等について

パッケージは落ち着いた雰囲気で、裏面には例のごとくスペック表記が確認できます。
内箱は奇しくも撮影環境と相まって、金色の筆記体で書かれた文字がまぶしいです。

安価なエントリーモデルのはずが、なんだかやけに高級感があるな…といったイメージです。

Kinera Celest Pandamon 2.0の写真
Kinera Celest Pandamon 2.0の写真
Kinera Celest Pandamon 2.0の写真

内箱を開けると、イヤホン本体がお目見え。
下部にはイヤホンケースが収まっていたのですが、お恥ずかしながら写真を撮り忘れておりましたので、Angeldac Audio Storeさんのページよりお借りしている2枚目の画像をご参考ください。

なにか奇をてらったようなものではなく、いつもどおりの「Celest」なイヤホンケースが付属です。

Kinera Celest Pandamon 2.0の写真
Kinera Celest Pandamon 2.0の写真

イヤホンを含む、付属品(説明書を除く)は以下のとおりです。
イヤーピースは開口部の広さで2タイプが各サイズ(S / M / L)付属するほか、線材に5N銀メッキ銅が採用された4芯構造のケーブルが付属しています。

Kinera Celest Pandamon 2.0の写真
Kinera Celest Pandamon 2.0の写真

付属ケーブルは、おそらく「Plutus Beast」と同じものが使われているであろうと思われますね。
ちなみにプラグ交換型ではありませんが、購入時に「3.5mm / 4.4mm」どちらかのバージョンを選ぶことができます。

イヤホン本体を見ていきましょう。
安定した置き方をするとロゴが逆向きになってしまうので悲しい限りですが、そのデザインは上位製品にも通ずる美しさがあります。

また、裏面の写真をじっくり見てみてほしいのですが、透明度の高いハウジングのため搭載された角形平面駆動ドライバー(SPD 2.0)がハッキリと確認できます。本当に真四角なんだな…と不思議そうに見てしまいました。

小型化の甲斐あって装着性はとても良いもので、耳にスッポリと収まってくれます。
本製品の音がお気に召すのであれば、お出かけ用にひとつご検討いただいてもいいように思います。

Kinera Celest Pandamon 2.0の写真
Kinera Celest Pandamon 2.0の写真

試聴前 – セットアップ

今回は4.4mmプラグ版をご提供いただいておりますので、付属ケーブルはそのまま使用しています。

イヤーピースは過去に「Plutus Beast」のレビューでも使用した、シリコン・フォームの二層構造で遮音性に優れる「Zeos Render Eartips」を使用しています。
個人的に、このイヤーピースと同社の「Celest」ブランドの製品は相性が良いのではと思っています。

Kinera Celest Pandamon 2.0の写真

試聴してみての感想

上流には「FIIO M23」を使用しています。

全体的には低音域の主張が強めであり、若干の余韻を残しつつの鳴らし方となっています。

「ボワーン…」と低音が長く残り続けるというほどではないものの、打楽器を大きく鳴らした後のような余韻が一瞬だけ横切るような…といったイメージでお考えいただければと思います。

低音域が同時に鳴っている場面ですと、やや負けそうになるのが惜しいですが、
平面駆動型の特長でもある煌びやかな高音域の響きは、本製品でも同様に感じることができます。

平面駆動型ドライバーは、それ自体のサイズが大きい(14mm径を超えるなど)他、そもそもの扱いが難しいぶん、各メーカーが挑戦的な製品を繰り出しているものの、高音域の刺さりを感じてしまうなどデメリットが生じる懸念が多々あると思っています。

しかしながら、本製品はモデルチェンジにあたって、丁寧にチューニングされていることや通常の平面駆動型ドライバーと異なる「角形」であることも作用してなのか、低音域とのバランスを除けば不快感を感じることはないかなといった印象です。

「Celest」ブランドで低音域が独特な製品を挙げると、おそらく本製品より「Plutus Beast」がおススメに挙げてしまいそうです。
そのため、個人的に「Pandamon 2.0」は中音域~高音域寄りの音源が合っているのではと感じます。

色々と良し悪しはあるものの、本製品の価格は40ドル弱(=日本円換算で6,000円程度)ですので、同社のエントリークラスかつ、角形平面駆動ドライバーを採用といった特長も加味すると「なかなか面白い製品」であることには違いないと思いますね。

Kinera Celest Pandamon 2.0
Kinera Celest Pandamon 2.0

お読みいただきありがとうございました。

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