今回は、NiceHCKのイヤホンケーブル「EngrChow」を試してみました。
線材は7N OCCと7N銀メッキOCCのミックス構成。
今回はSIVGA Que UTGと組み合わせて、ケーブル本体の質感や取り回し、音の変化を中心にレビューしていきます。
製品の紹介
ケーブル本体
「NiceHCK EngrChow」は、白銀の被膜をまとった4芯構成のイヤホンケーブルです。
線材は7N OCC(単結晶銅)と7N銀メッキOCCのミックス導体で、プラグは真鍮に銀メッキを施した4.4mm仕様です。
イヤホン側はOFC(無酸素銅)素材に金メッキを施した2Pin端子が採用されています。
銀色のプラグや分岐パーツと白銀のケーブルがまとまり、全体として爽やかな外観です。
ケーブル被膜には文字も印字されていて、シンプルながら少し特別感があります。
見た目はしっかりした編み込みですが、触ってみるとケーブル自体は柔らかめ。
変なクセもつきにくく、耳掛け周辺が硬さで引っ張られる感じも少ないです。普段使いでも扱いやすいケーブルだと感じました。
写真に撮っても映えやすいところも好印象で、イヤホンとの組み合わせを音だけでなく見た目込みで楽しみやすいと思います。
販売先のストア情報
「NiceHCK EngrChow」は、以下のストアでご購入いただけます。
7N OCC(単結晶銅)+7N 銀メッキOCC のミックス導体
レビュー
レビュー環境
本記事のレビューは、以下の環境で行いました。
| イヤホン | SIVGA Que UTG |
| イヤーピース | NiceHCK C04 |
| DAC・アンプ | D&A Alpha Pro |
全体的な音色・各音域のバランス
今回は、SIVGA Que UTGと組み合わせて試聴しました。
Que UTGは、もともと透明感があり、寒色寄りのすっきりした鳴り方が印象的なイヤホンです。付属ケーブルでも音の輪郭は分かりやすく、ボーカルや細かな音を追いやすいタイプでした。
EngrChowに交換すると、音の方向性をガラッと変えるというより、Que UTGの良さを少し整えてくれる印象です。
音の並び方が少し見やすくなり、左右にもふわっと広がるので、全体的に少し余裕が出ます。低音を盛る、音を濃くするというより、空間の見え方や音の輪郭を整えるタイプですね。
ケーブルが主張しすぎず、イヤホン側の個性を活かしてくれるところがEngrChowの良さだと感じました。
低音域
低音域は、量感を大きく増やすタイプではありません。
Que UTGらしいすっきりした低音を保ちながら、低い打音の出だしが少し見えやすくなります。音数が増えた場面でも下の帯域がぼやけにくく、低音で押し込むというより、土台を少し整えてくれる感じです。
沈み込みを強く足すケーブルではないので、迫力重視だと少し物足りないかもしれません。
ただ、Que UTGの軽快さを崩さずに低音の輪郭を出してくれるので、バランスは取りやすいと思います。
中音域
中音域は、ボーカルの位置が掴みやすくなります。
声が極端に近づくわけではありませんが、伴奏の中に埋もれにくく、言葉の輪郭を追いやすいです。Que UTGの透明感はそのままに、中央の音像が少し見やすくなる印象でした。
女性ボーカルの透明感を楽しみたいときは、かなり相性が良い組み合わせだと思います。
声を濃く太くする方向ではなく、すっきり見せながら少し前に残してくれるような鳴り方です。
高音域
高音域は、明るさと抜けの良さが出やすいです。
金属音や細かな余韻がスッと伸びるので、全体の見晴らしが少し良くなります。刺激を強く足すというより、上方向の詰まりをほどいてくれるような変化でした。
左右の広がりも分かりやすく、音と音のあいだに少し余白ができる感じがあります。
派手に変わった!というタイプではありませんが、聴いていると「あ、ちょっと聴きやすくなったな」と感じる変化です。
まとめ
「NiceHCK EngrChow」は、見た目の軽やかさと扱いやすさが魅力のイヤホンケーブルです。
爽やかな白銀の外観に加えて、質感や取り回しも良好。イヤホンとの組み合わせを、見た目込みで楽しみたい人にも合いやすいと思います。
SIVGA Que UTGとの組み合わせでは、イヤホン自体の透明感やすっきりした音作りを崩さず、ボーカルの見え方や左右の広がりを少し整えてくれる印象でした。
低音を濃く盛るケーブルというより、音の輪郭や空間の余裕を出したいときに合わせやすいタイプです。
寒色寄り・クリア系のイヤホンに、もう少し抜け感や広がりを足したいときには試しやすい選択肢だと思います。
今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




