「Kinera Oracle」は、Kineraから登場したシリコン製のイヤーピースです。
目を引くのは、円筒形のかたち。円筒形のイヤーピースは既製品が非常に少なく、目新しい印象を持ちました。
今回はDaruma Audio RyuRan(流嵐)に装着して、付け心地や音の変化を試してみました。
製品の紹介
イヤーピース本体
「Kinera Oracle」は、透明なシリコンの内側に軸が透けて見える、円筒形のイヤーピースです。
販売元曰く、2段階の構造で高音の輝きと低音の厚みを両立し、二重のリングで耳への圧迫感を抑えているとのこと。
対応するノズル径は4.5mmで、収納ケースが付属し、水洗いもできます。
サイズはS/M/Lの3種類で、製品版は軸の色がSは赤、Mは青、Lは黒と分かれています。
販売ページでは、S/M/Lを1ペアずつ詰め合わせたセットと、同じサイズを3ペアまとめたセットから選べます。
今回届いたのは製品版より前の先行サンプルで、パッケージも製品版とは異なり、軸はすべて青でした。
販売先のストア情報
「Kinera Oracle」は、以下のストアでご購入いただけます。
レビュー
レビュー環境
本記事のレビューは、以下の環境で行いました。
| イヤホン | Daruma Audio RyuRan(流嵐) |
| イヤーピース | Kinera Oracle(Mサイズ) |
| DAC・アンプ | Luxsin X8 |
装着感・質感
今回はMサイズを使っています。
円筒形ですが、開口部のあたりが肉厚になっていて、耳に入れるとそこが返しのように収まります。
よくある液状シリコンのイヤーピースは、密着度が高い反面、汚れが目立ちやすいのが難点です。
Oracleは表面がサラサラとした質感で、それでいて密着度も悪くありません。肌にも優しく、汚れも目立ちづらいところが好印象でした。
音の変化
RyuRanは、コンパクトな筐体から濃密な音を鳴らし、刺激を抑えた滑らかな高音が持ち味のイヤホンです。
付属イヤーピースでの印象は、以前のレビューでまとめています。

音は組み合わせる機器次第ですが、上の記事の印象と比べると、Oracleではよりクリアなボーカルを味わえるように感じました。
過度な脚色を足すことはなく、RyuRanの持ち味を残したまま、聴きやすさを整えてくれる方向です。
変化が分かりやすいのは中高音域で、ボーカルの輪郭がスッと見えやすくなります。
低音の量が増えるタイプではないので、中低音の厚みや暖かさを足したいときは、別のタイプのイヤーピースのほうが合うかもしれません。
まとめ
「Kinera Oracle」は、既製品ではまだ珍しい円筒形のイヤーピースです。
サラサラとした表面で汚れが目立ちづらく、それでいて密着度も悪くない。
液状シリコンの密着感は好きだけれど、汚れやすさが気になっていた方には、ちょうどいい落としどころになると思います。
ボーカルをもう少しクリアに聴きたいイヤホンと合わせるのが良さそうで、中低音の厚みを足す方向ではありません。
音に過度な脚色を足すことなく、聴きやすさを整えるという意味で、今後注目に値するイヤーピースのひとつと言えそうです。
今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


