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【イヤホンレビュー】AFUL MagicOne – シングルBAで最大限の音質を、AFULこだわりの独自設計が輝く

こんにちは。
今回は、AFULより販売中のシングルBAイヤホン「AFUL MagicOne」のレビュー記事です。

ハイブリッドドライバー構成で各音域の担当を分けるような構成はとらず、
あえてシングルBAを採用する潔さとともに、AFUL独自の設計や特許技術をふんだんに盛り込んだ一品です。

イヤホン界の新たな超新星として飛び込んだ本製品の真価について、ご紹介していければと思います。

製品概要

「AFUL MagicOne」は前述のとおり、BA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを1基のみ搭載しており、
従来のような各音域(低音域・中音域・高音域)ごとにドライバーを用意する構成は採用されていません。

本製品ではAFULオリジナルの高品質な素材・組み立てプロセスにより特別に制作されたドライバーが用意されており、「全周波数バランスド・アーマチュアドライバー」と呼ぶべきそれは、5Hz~35kHzという幅広い帯域に対応していることもあり、快適な音楽体験を提供してくれる製品となっています。

また、本製品には上述のようなオリジナルのドライバーに限らず、
同社が開発した「SE-Math」という音響技術や巻き貝構造のエアフロー設計、特許を取得した3Dプリント音導管構造により、低域~高域のパフォーマンスを満遍なく向上させる策がふんだんに用いられています。

また、本製品の音色は下記のように示されています。

  1. 低音域
    強力で弾力のある低域をベースに、レスポンスの良い高密度な音質を実現
  2. 中音域
    ボーカルを正確に捉え、ディテールまで再現した臨場感を実現
  3. 高音域
    優れた伸びをもち、18KHz帯まで達した後は徐々に減衰していく傾向
    やや明るい印象ながらも、正確で聴き疲れしづらい音色を実現
  4. 解像度
    全周波数における滑らかなレスポンスにより、
    ボーカル・BGMの両方を正確・精密な表現で楽しめる良さを実現

その他の詳細については、Amazonの商品ページやAFUL公式サイトをご参考いただければ幸いです。

パッケージと付属品等について

パッケージはシンプルな構成で、鏡のように映し出されたイヤホン本体の姿に高級感を感じます。
裏面には中国語・英語・日本語でスペックが表記されており、こちらも一般的なイヤホンによくある形式です。

外装と同じく、内装や付属品等についても大変シンプルにまとまっています。
イヤーピースは3サイズ揃ったものが2種類付属しており、その他は説明書やケーブルのみとなっています。

あまり豪勢にしてもコストが嵩むだけなので、ここは割り切って本来の性能面へこだわったのかなと推測します。

透明度の高いハウジング部分には、製品概要でご紹介した同社独自の技術をハッキリと確認することができます。
巻き貝構造の共鳴管と、その先にやや大きめの共鳴器が収まっており筐体のスペースが無駄なく使われています。

フェイスプレートは雪の結晶をイメージした美麗なデザインが採用されており、
ハウジング部分を含め、製品の見た目という第一印象でいえば個人的にも客観的にも好印象であるかと思います。

試聴前 – セットアップ

今回のレビューでは「ivipQ-512」へとリケーブルし、4.4mmバランス接続としています。
高純度の銀パラジウムを線材に採用しつつ、細身で取り回しのしやすいケーブルでおススメの一品です。

イヤーピースは「Softears UC Ultra Clear Silicone Eartips」「TANGZU Tang Sancai」を使用しています。
前者は遮音性が高い分、外耳道に密着するので毎回の掃除が必須になるので人によっては使いづらいかもしれません。
サッと装着してサッと外す、を前提にするのであれば後者をお使いいただいたほうが楽かなと思っています。

試聴してみての感想

上流には「HiBy R6 III」を使用しています。
本製品の抵抗値は「38Ω」とやや高めのため、上流にはある程度の駆動力が求められるかと思います。

全体的に音場は広く、解像度が高く耳全体包み込むような解像度の高いサウンドが好印象だと感じました。

おそらく試聴した人や音源により印象が分かれるかと思いますが、
各音域のバランスを言い表すのであれば…「中音域>高音域≧低音域」といった感じでしょうか。
ボーカルの主張が強めでありながら、聴き疲れはしづらいカマボコ気味のチューニングとなっています。

ただ、耳とイヤホンの距離が近いイヤーピースをお使いの場合には
長時間の試聴だと疲れやすいかもしれないと感じましたので、ある程度の距離を取ることができる製品をおススメします。
そうした方が本製品の「音場の広さ」も相まって、一般的なイヤホン以上の臨場感を得られるのかなと思いました。

また、仮にブラインドテストをするとなると
とてもではありませんが、本製品について「1BA構成のイヤホン」と言い当てることは難しいかなと感じます。
それだけ音の厚みがあり、複数BA構成・ハイブリッドドライバー構成とも思える雰囲気を醸し出しています。

AFULの持ちうる様々な技術を集約した結果、
1BA構成でありながら、このように豊かなサウンドを実現できているという点は評価に値すると思いました。

鳴り物入りでリリースされた同社の「AFUL Performer 5」が高評価を受けていたことも納得がいく一品です。

なお、本製品はAliExpressならびにAmazonで販売されています。
AliExpressでは執筆時点で30ドル割引のストアクーポン「QXOLSYEAGRE1」が配布されておりますので、
109.99ドル、日本円に換算して16,000円前後で購入することができます。

また、3月18日から開始の「AliExpress アニバーサリーセール」で99.39ドルまで割引になります。
執筆中にやや円安に振れているものの、15,000円切る勢いですので購入迷われている方はぜひご検討ください。

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また、AmazonではHiFiGoの販売かつ国内発送で入手することが可能です。
4.4mmプラグ版も併売されていますので、AliExpressと見比べていただいて都合のよい方をご検討ください。
いずれもHiFiGo取り扱いのため、製品保証等のサポート面については変わりありません。

お読みいただきありがとうございました。

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