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【イヤホンレビュー】KZ AS16 Pro X / CCA Rhapsody / CCA Trio – KZ系列イヤホンのレビュー祭り!

こんにちは。
今回は、KZならびに姉妹ブランドのCCAより発売中の下記イヤホンのレビュー記事になります。

すべてKZ系列のイヤホンとなりますので、
本ブログでは珍しく、複数のイヤホンを1つの記事へまとめてレビューするという濃密な構成にしてみました。

各々のイヤホンにおける魅力を余すことなくお伝えできればと思いますので、参考となれば幸いです。

「KZ AS16 Pro X」は、AKHiFi Audio(@AHifi85411)よりレビューのご依頼を、
 「CCA Rhapsody」ならびに「CCA Trio」は、KZ様より直接レビューのご依頼をいただきました。

 それぞれ、ありがたい機会をいただきましたことに感謝を申し上げます。

製品概要

KZ AS16 Pro X

片側8基のBA(バランスド・アーマチュアドライバー)を搭載し、BAのみで構成された多ドライバーなイヤホンです。
ドライバー構成は下記のとおりで、力強く深みのある低音域・定位が正確なボーカル・優れた高音域の伸びを意識したチューニングに仕上げているとのことです。

高音域~超高音域:4基の「KZ 31736 BA」が担当
中音域~高音域 :1基の「KZ 30019 BA」が担当
中音域     :2基の「KZ 29689 BA」が担当
低音域     :1基の「KZ 22955 BA」が担当

また、新規設計の「3Wayクロスオーバー方式」を採用したことにより、
従来の周波数分割では相互干渉により音の歪みや不均衡な部分が発生してしまうといった点の改善に努めています。

その他、詳細はKZ公式サイトをご参考いただければと思います。

CCA Rhapsody

片側4基のBAと、2基のダイナミックドライバー(8mm)を搭載したハイブリッドドライバーなイヤホンです。
BA+DDの標準的(伝統的)な組み合わせであり、今回ご紹介する中では役割の分担が分かりやすい製品だと思います。ドライバー構成は下記のとおりです。

高音域~超高音域:4基の「KZ 31736 BA」が担当
低音域~中音域 :2基のダイナミックドライバーが担当

また、4段階の周波数調整が可能なDIPスイッチでのチューニング機能を搭載しており、好みに合わせた音質調整ができるようになっています。

その他、詳細はKZ公式サイトをご参考いただければと思います。

CCA Trio

片側3基のダイナミックドライバーを搭載し、合計6DD構成のダイナミックドライバー至上主義なイヤホンです。
それぞれのドライバー径は「8mm」で統一されていますが、本製品も「3Wayクロスオーバー方式」の採用によって音域別の役割が分けられており、ドライバー構成は下記のとおりです。

中音域・中高音域:1基のダイナミックドライバーが担当
低音域・中低音域:2基のダイナミックドライバーが担当

上記の構成により、従来の複数ダイナミックドライバーで構成されたイヤホンでは、中高周波を強調するために低周波を圧縮する必要があった点を克服し、整った周波数特性を発揮するようにチューニングされています。

また、「CCA Rhapsody」と同様に4段階の周波数調整が可能なDIPスイッチでのチューニング機能を搭載しており、好みに合わせた音質調整ができるようになっています。

その他、詳細はKZ公式サイトをご参考いただければと思います。

パッケージと付属品等について

KZ AS16 Pro X

パッケージは真っ黒でシンプルです。

パッケージの側面に製品画像と、説明が記載されています。

イヤホン本体は前作(KZ AS16 Pro)と打って変わって、オールブラックで高級感のある設計です。
フェイスプレートの洒落た模様はそのままに、ロゴ部分もシンプルにモデル名が目立つように改善されています。

付属品は以下のとおりです。
付属ケーブルは銀メッキ銅を採用しつつも、弾力性のある被膜でケーブルのもつれや伸びに耐性があるとのこと。

ただ、私個人としては低価格帯イヤホンのケーブルですのでクセがなかなか取れないという難儀な面は感じました。
本レビューで紹介するイヤホンは、同じようなケーブルが付属しているのですべて同じ感想を持っています。

イヤホン本体を見ていきましょう。
モデルチェンジに伴って、ブラックが主体のデザインになったことで引き締まった感があるように思います。

ただ、全体的にプラスチッキーな感触は否めないのと、白い充填剤が目立つという点が見た目的には微妙かも。
装着してしまえば気になるようなことではありませんので、あくまで個人的に感じたことぐらいにお考えください。

CCA Rhapsody

パッケージは、先ほどの「KZ AS16 Pro X」と似通っていますね。
KZ系列のイヤホンは、ある程度の価格帯以上になると側面にスペック表記がされる形式になるようです。

フェイスプレートは光沢のあるツヤツヤな加工となっています。
後述の「CCA Trio」とともに、長く使用することを前提とするのであればガラスコーティングを推奨します。

付属品は以下のとおりです。

イヤホン本体はやや大きめですが、装着感が悪いといったことはありません。
耳からは少しはみ出ることになりますが、チューニングスイッチを搭載しているので致し方ない感はあります。
フィルターの目が細かいので、埃の侵入などといった点への耐久性は高いのではないかと思います。

なお、デフォルトでは写真における一番下のチューニング(ベーシック)に設定されています。

CCA Trio

パッケージは、CCAらしさのあるシンプルデザインです。
本製品はDIPスイッチでのチューニングに対応しているため、スイッチ部分の写真が含まれていますね。

フェイスプレートは光沢のあるツヤツヤな加工となっています。

「CCA Rhapsody」と同様の、筆記体で印字されたロゴがお洒落感を漂わせていますが、
外観という面でいえば、こちらの方が控えめなデザインに収まっているのかなと思いました。

付属品は以下のとおりです。

同様にチューニングスイッチを搭載しているため、イヤホン本体は「CCA Rhapsody」と比べるとやや小さいかな…というぐらいの差です。
全体的に、やや簡素になったような雰囲気は感じるものの基本的な筐体の作りは同等であると思われます。

なお、デフォルトでは写真における一番下のチューニング(全音域の強化)に設定されています。

試聴前 – セットアップ

各々のイヤホンで、イヤーピースは「Whizzer SS20」を使用しています。
全長が短めなことでステム部分との距離が近くなり、より一層の臨場感のある音楽を楽しめるおススメ製品です。

また、それぞれ付属ケーブルを使用したアンバランス接続での試聴となります。
付属ケーブルはすべて銀メッキ銅を採用しており、一般的なリスニングにあたって問題はない品質だと思います。

音の趣向を変えてみたい、色味を合わせたいなどという場合には安価なリケーブルを試すのがよいかと思います。

以下のリストは私個人が安価で扱いやすいと考えている、
単結晶銅を線材に使っているリケーブルの一例になりますので、よければご参考ください。

試聴してみての感想

KZ AS16 Pro X

製品概要でも触れた「力強く深みのある低音域」という内容に嘘はなく、厚みのある低音域が他の音域をしっかりと引き立ててくれる印象ですね。

もちろん、流行りのダイナミックドライバーに比べれば低音域のズンズンとした雰囲気には少し物足りなさを感じることもありますが、低音域はBA1基で賄っているというのだから、そこには驚きです。

中音域~高音域については、3基のBAが協調動作しておりボーカルの聴きとりやすさが素晴らしいです。
特に高音域~超高音域ではBAが4基と本製品随一の物量で攻めているだけあって、明瞭感・スピード感のある音が駆け抜けていく心地よさとともに、高域につれて感じがちな「シャリ感」が気になるようなことはありませんでした。

42ドル前後(6,500円前後)で購入できますので、今の為替でも手の出しやすい価格帯と言えますね。

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※提供元のAKHiFi Audio様から4ドル割引クーポン「847Y3505CRCS」をいただきました。
 4月7日(日)まで有効とのことですので、本製品が気になった方はぜひお役立ていただければと思います。

CCA Rhapsody

高音域~超高音域にかけて明瞭感の高さに加え、分離感がハッキリとしていて聴きやすいイヤホンです。
上記の明瞭感ゆえ、全体的なサウンドは寒色寄りであるように感じます。

チューニングスイッチを「低音域の強化(レベル1)」へ調整したところ、
寒色寄りだったサウンドにウォームな低音域の主張が表れ始め、同様に「レベル2」とすると重厚な低音域が耳を包んでくれるといった印象でした。
やや過剰な表現になってしまいますので、「レベル1」で抑えると程よく低音域も入っていい雰囲気になります。

逆に、高音域にかけての煌びやかさを重視するのなら「中音域~高音域の強化(レベル1)」がいい塩梅ですね。
「レベル2」は低音域を調整したときと同様に過剰になりすぎて、高音域のシャリつきを感じるようになりますので、何ごとも程々に調整するのがよさそうでした。

より一層の「低音域の深み」を求めるなら、「CCA Trio」を併せてご検討いただくのもアリだと思います。

既に「CCA Trio」をお持ちで、少し趣向の違うサウンドを楽しみたい…という場合を含めて、CCAブランドのイヤホンではポテンシャルの高さが抜きんでているように感じました。

33.31ドル(5,000円前後)で購入できますので、同価格帯で迷っていたら本製品も一度ご検討ください。

なお、「CCA Trio」と2個買いして比較を楽しんでいただく…という楽しみ方も1つ、考えられるのかなと(笑)

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CCA Trio

重厚もとい、とても重みのある低音域がズンズンと響く…まさに低音域寄りのイヤホンです。
ドンシャリの「シャリ」を大幅に取っ払ったかのような潔いサウンドなんですが、重みがありすぎて低音域を少し抑えたいな…と感じました。

チューニングスイッチを「中音域~高音域の強化(レベル1)」へ調整したところ、
デフォルトに比べ低音域が控えめになり、同様に「レベル2」とするとうまくバランスが取れるように思います。

ドンシャリ系イヤホンは好き、しかし低音域が重すぎるのはちょっと…という方においては、
本製品のチューニングスイッチをフル活用して、音色の調整をしていただくのがよいかと思いました。

私個人としては、チューニングスイッチは自分で音色を調整できるという良い面を感じつつも、
そのようなギミックを搭載せず、万人受けしやすいサウンドスタイルを確立していってほしいとも感じますね。

34ドル(約5,000円前後)で購入できますので、ドンシャリ系が好きな方はぜひご検討ください。

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総評

今回は低価格帯のイヤホンを1つの記事で3つすべてレビュー…という少し無茶ではありましたが、
各々のイヤホンで異なる個性を持っており、価格帯も似たり寄ったりで甲乙はつけがたいところでしたね。

私個人は「KZ AS16 Pro X」の見た目はもちろん、音も好みだったという結論には落ち着きましたが、
今回レビューしたイヤホンは、上記製品以外はチューニングスイッチを搭載しているといった特長がありますので、そういった遊び心が好みに刺さる、という方ももちろんいらっしゃると思います。

特に、姉妹ブランドのCCAは安価でコストパフォーマンスの高いイヤホンを数多く発売しておりますので、
入門編という形でそちらを購入して、KZへステップアップしていくという流れも、1つの中華イヤホンにおける楽しみ方のように思います。

惜しむらくは、すべてQDC型コネクタなのでフラット2ピンに対応したイヤホンへ転換していってほしいですね。
リケーブル市場からすれば、消費者を含めて規格が統一できるのでありがたい感じはあります。。

本記事の意図としては、低価格帯でも色々と選択肢はありますよ!ということをお伝えしたかった次第ですが、
そんな「低価格で良い音を求めている」方の参考になれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

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