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KBEAR Tourbillon-X – 歯車モチーフの輝きで楽しむ、厚みのあるリスニングサウンド

こんにちは!
今回は、KBEARから登場したイヤホン「KBEAR Tourbillon-X」のレビューをお届けします。

※本製品は、KEEPHIFI様よりご提供いただきました。
 このような機会をいただけたことに、心から感謝しています。

「KBEAR Tourbillon-X」は、軽量・高剛性なカーボンファイバーを振動板に採用した、10mm径のダイナミックドライバーを搭載したイヤホンです。
従来のPET素材の振動板に比べ、質量を40%削減しつつも剛性は3倍まで高められているといった、より先進的な技術を投入した意欲的なモデルという触れ込みです。

製品の紹介

パッケージデザイン

パッケージは、黒を基調にゴールドの歯車モチーフを大きく配置したデザインです。
音符や光の流れを組み合わせたビジュアルで、製品名との関連性を前面に出したデザインは、落ち着いた高級感というよりはひと目で印象に残る派手さがあります。
実際にイヤホン本体を見ていただくと同じ印象を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、往年の中華イヤホンらしい遊び心が感じられる製品なのかなと思いました。

背面には、中国語・英語・日本語の3種類の言語で製品スペックが記載されています。

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付属品

付属品は、イヤホン本体、ケーブル、イヤーピース、キャリングケース、クリーニングクロスという構成です。
イヤーピースは2種類のみと最小限ながら、定番のイヤーピース(TRI 角笛)が付属していますので、こちらを好んで使用される方のほうが多いと思います。

ケーブルは銀メッキOFC(無酸素銅)を線材に採用した、3.5mmプラグ仕様です。
イヤホン本体との見た目のまとまりは良いものの、撮影のために整えようとすると、ケーブル自体のクセはやや強めで苦労しました。
使い込むことで多少なじむ余地はありますが、快適さを優先するなら好みのケーブルへ交換してしまうのも、ひとつの選択肢です。

イヤホンケースはKBEARのロゴが印字された小型なタイプで、イヤホン一式を収納して持ち運ぶといった観点での不足はありません。

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イヤホン本体

「KBEAR Tourbillon-X」の本体は、歯車を重ねたようなフェイスプレートが特徴です。
光沢のある金属筐体と透け感のあるプレートが組み合わさっており、角度によって内部の装飾の見え方が変化するようなデザインです。
メカニカルな意匠が強く押し出されており、個人的には「ザ・中華イヤホン」といった印象が色濃くでているイヤホンのように思います。

筐体には亜鉛合金が使われており、手に取るとしっかりした重みを感じられることで剛性や質感の面では安心感が持てます。
本体の軽さを重視する方には少し重く感じる可能性があることと、光沢デザインのため指紋の付着がどうしても気になるのはマイナスポイントですね。

心臓部には10mm径のダイナミックドライバーを搭載しており、振動板にはカーボンファイバー系の素材を採用しています。
軽さと剛性を意識した構成で、音の立ち上がりや輪郭の出し方にも関係してくる部分です。
またデュアルチャンバー構造により、空気の流れを整えて低音域の量感や押し出しを出しやすくしている点も特徴です。

しかしながら、振動板まわりでは軽量さを打ち出しているものの、筐体を含めた装着時の印象としては軽快さよりも物理的な重厚感を先に感じてしまいます。
金属筐体らしい質感は魅力ですが、軽いイヤホンを好む方には少し合わない可能性があります。

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販売先のストア情報

「KBEAR Tourbillon-X」は、以下のストアでご購入いただけます。
なお、リリース記念の特別クーポン「ZL8A8SM6」を適用することで20%オフとなります(2026年4月29日まで)

レビュー

レビュー環境

本記事のレビューは、以下の環境で行いました。

イヤーピース付属イヤーピース(TRI 角笛)
イヤホンケーブル付属ケーブル(3.5mm)
DAC・アンプD&A Alpha Pro

試聴曲(ReawakeR (feat. Felix of Stray Kids) / LiSA)

サウンドメモ

記事内容をもとに作成しているスコアリング(β版)です。
試験的なコンテンツのため、より明確な情報は今までどおり記事内容をご参考いただければと思います。

Uni Sonia サウンドメモ

一般的な項目別に5段階で整理しています。評価はレビュー時点の印象ベースで、イヤーピースや音量などにより感じ方は変わります。

音色 ニュートラル〜暖色寄り
低音域 4/5
中音域 4/5
高音域 4/5
音場の広がり 3/5
音像定位 4/5
解像感 3/5
音色 4/5

全体的な音色・各音域のバランス

全体的な音色として、私自身のイメージは「ニュートラル~暖色寄り」だと感じました。
低音域に厚みを持たせながら、中音域のボーカルを聴き取りやすく整えた音で、高音域にも明るさがあるため音が暗くこもるような印象はありません。

音の輪郭は比較的はっきりしており、ドラム、ギター、ボーカルの位置関係も把握しやすいです。
音数が増える場面でもボーカルの立ち位置は残りやすく、ボーカルを中心に聴きやすいチューニングだと思います。

各音域のバランスについては、以下のとおりです。

低音域

低音域は量感がしっかりあり、楽曲の土台を力強く支えます。
ドラムのキックは細くならず、ベースラインにも厚みがあり、リズムの押し出しが分かりやすいため疾走感のある楽曲でも勢いを感じやすいです。

中音域を覆い隠すほどの主張ではないため、沈み込みよりも厚みと押し出しで聴かせるといった印象を感じられます。
そのため、一定の重さはありつつもボーカルが聴き取りにくくなる場面は少ないと感じました。

中音域

中音域は適度な厚みを持ったボーカルが中央に残りやすく、細く軽い印象にはなりづらいです。
伴奏が重なる場面でも、ボーカルが奥へ下がりすぎないため、歌声を中心に聴きたいという方にも扱いやすいバランスです。

楽器類はボーカルより少し後ろで鳴っているような印象で、歌声を覆うほど前には出てこない「ちょうどいい」塩梅の存在感です。
ボーカルを主役として位置づけつつ、その周囲を数多の楽器が支えるかのような聴こえ方となっています。

高音域

高音域は明るさがあり、シンセ、ギター、シンバルの音も埋もれにくいです。
曲全体に華やかさが加わるため、アニソンらしいスピード感や派手さを楽しみやすいです。
音の先端も比較的はっきりしているので、暗く丸い音が好みの方より、明るくメリハリのある音が好きな方に向いています。

ただし、音量を上げすぎると高音域の先端が少し強く感じる場面があります。
刺さるほど強烈ではありませんが、長時間聴くなら少し控えめな音量の方がバランスを取りやすいです。
音量を上げて迫力を出すより、適度な音量で低音域の厚みと中音域の見やすさを楽しむ方が合っています。

音場は広さを強く押し出すタイプではなく、中央のボーカルと左右の伴奏の位置関係を聴き取りやすくするタイプです。
左右の広がりは自然ですが、広大な空間を描くイヤホンではありません。
音数の多い楽曲でも主役の立ち位置は曖昧になりにくい一方で、細かく分離して分析的に聴かせるというよりは楽曲全体をリスニング寄りにまとめている印象です。

まとめ

「KBEAR Tourbillon-X」は、歯車をモチーフにした個性的なデザインで、楽曲を楽しく聴かせることを目標とした音作りが魅力のイヤホンです。

音質面では、低音域の厚みで楽曲を力強く支えつつ、中音域のボーカルを聴き取りやすく残してくれる点が好印象でした。
高音域にも明るさがあるため、暗くこもった音にはならず、疾走感のある楽曲でも勢いを感じやすいです。

一方で、付属ケーブルはクセがやや強く、箱出しの状態では取り回しに少し気を使います。
亜鉛合金を採用した筐体は質感の高さにも繋がっていますが、長時間使用では本体の重さが気になる方もいそうです。
軽さや扱いやすさを最優先する方よりも、見た目の個性、金属筐体の質感、低音域の厚み、ボーカルの聴き取りやすさを重視する方に向いたイヤホンだと思います。

今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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