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GEEKWOLD GK260 – 盛れるだけ盛った。その先にある、濃密なクアッドブリッド

こんにちは!
今回は、GEEKWOLDから登場したイヤホン「GEEKWOLD GK260」のレビューをお届けします。
4種類ものドライバーを組み合わせ、片側に12基を詰め込んだというスペック表を眺めるだけでも少しワクワクしてくる製品です。

AliExpress様よりご提供いただきました。

製品の紹介

パッケージデザイン

「GEEKWOLD GK260」のパッケージは、表面をブラックのレザー調素材で覆ったボックス型です。
中央にはブランドロゴのみが配置されており、以前レビューした「GK20 Pro」と同一構成のようでした。
派手さを抑えながらも価格帯に見合った落ち着きがあります。

蓋を開けると、イヤホン本体と収納ケースがそれぞれ専用スペースへ収められています。
本体の鮮やかなフェイスプレートが最初に目へ入り、開封時の満足感もしっかり意識されたパッケージです。

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付属品

付属品は、ケーブル、収納ケース、複数種類のイヤーピースなど。
収納ケースはパッケージと同じくブラックのレザー調素材を採用しており、フラップ部分にはブランドロゴが刻まれています。
イヤホンを持ち運ぶ際にも使いやすいサイズ感です。

鮮やかなグリーンの被覆が印象的な4芯構造のOCC(単結晶銅)ケーブルが同梱されています。
今回の個体は商品ページのサンプル画像に比べてイヤホン本体の色合いが非常に独特なため、グリーンのケーブルは少し浮いて見える印象も否めません。

イヤーピースも複数の形状が用意されています。
装着感だけでなく、低音の量感や高音の聴こえ方を調整したい場合にも試しておきたいところです。

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イヤホン本体

「GEEKWOLD GK260」は、パープルやゴールドを中心とした複雑な模様のフェイスプレートを採用しています。
細かなラメも含まれており、角度や光の当たり方によって表情が変化する他、左右でも模様が異なります。

シェルはブラックを基調とした樹脂製で、内部へ多数のドライバーを収めているため、一般的なイヤホンより厚みはあります。
耳へ沿うように湾曲した形状になっており、見た目ほど無骨ではありません。

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ドライバー構成は、片側あたり12基・4種類のドライバーが搭載されています。
内訳は、4基のBAドライバー、4基のピエゾドライバー、2基の平面駆動ドライバー、2基のダイナミックドライバーとなります。
左右合わせて24基という物量に加えて、5-Wayのクロスオーバー回路を採用。複数のドライバーへ明確に役割を分けることで、各帯域を分かりやすく鳴らすといった設計です。

ノズル径は実測で約6.2mmでした。やや太めのため、イヤーピースによっては取り付け時に少し力が必要です。
付属品だけでなく、手持ちのイヤーピースを試す場合も対応径を確認しておくと安心です。

なお、フェイスプレートのデザインは商品ページの掲載イメージ(以下)とは色合いが大きく異なっており、意表を突かれました。

gk260 sample

販売先のストア情報

「GEEKWOLD GK260」は、以下のストアでご購入いただけます。

GEEKWOLD GK260
GEEKWOLD GK260

4BA + 4PZT + 2Planar + 2DDのクアッドブリッド構成

レビュー

レビュー環境

本記事のレビューは、以下の環境で行いました。

イヤーピースDUNU S&S
ケーブル付属ケーブル(4.4mm)
DAC・アンプD&A Alpha Pro

全体的な音色・各音域のバランス

「GEEKWOLD GK260」は、低めの重心を軸にしていながらも高音域までの伸びも感じ取りやすいイヤホンです。
低音はかなり重ためでズッシリとした存在感がありますが、必要以上に膨らんだり聴きづらさへつながったりする印象はありません。
それよりは音の土台がしっかりすることで、高音域の伸びも捉えやすくなっています。
低音寄りのバランスですが、上の帯域が埋もれるような窮屈さは感じにくいです。

音場は左右へ広がりつつ、少し下方向へ沈み込むような感覚があります。
その中でボーカルと低音は中央寄りにまとまり、芯のある音としてしっかり聴かせてくる広がりと中央の密度を両立した音です。

低音域

低音域は、このイヤホンの印象を決める大きな要素です。
量感は多めで、軽く弾ませるというより、重さを伴って沈み込む方向です。
ベースラインや低い打音には厚みがあり、楽曲の土台を力強く支えます。

低音の存在感はかなり強めですが、不快な膨らみ方ではありません。
押し出しはありつつも、音の中心がぼやけにくく、ズッシリとした質感を素直に楽しめます。
ボーカルとの重なりも少なく、低音だけが前へ出て声を覆うような印象も感じづらいと思いました。

低音に厚みを持たせながら、中音域との境目は比較的整理されています。
5-Wayのクロスオーバーによる帯域分担もあってか、低音の重さとボーカルの存在感を両立できているように感じました。

中音域

中音域は、中央寄りにまとまったボーカルをしっかり聴かせる鳴り方で、声が伴奏へ埋もれる印象はありません。
ボーカルと低音の位置関係が分かりやすく、それぞれの役割を追いやすいです。

男性ボーカルには太さが加わり、女性ボーカルも細くなりすぎません。
声の輪郭を無理に尖らせるのではなく、厚みを残したまま中央へ置くような鳴り方です。

音場は左右へ広がりますが、ボーカルは散らばりにくく中央定位が安定しています。
音数が増えた場面でも、低音と声が混ざりにくい点は好印象でした。濃さはありつつも、中心となる音像は見失いにくいです。

高音域

高音域は低めの重心に対して、意外と伸びを感じ取りやすい仕上がりです。
シンバルや細かな刻みには鋭さがありますが、常に硬く突き刺さるような鳴り方ではなく少し滑らかさも残っています。

傾向としては広く明るく伸び続けるというよりも、音の輪郭を細く出しつつ余韻は狭い範囲へ鋭く収束するような印象です。
そのため、高音域には存在感があるものの必要以上に散らばりません。低音の重さと組み合わさることで、音全体が引き締まって聴こえます。

音の端には硬質な質感もありますが、極端な刺激感へ寄りすぎない印象です。
低音寄りのバランスの中で、その硬質さもアクセントのように作用していると思います。

まとめ

「GEEKWOLD GK260」は、4BA + 4PZT + 2Planar + 2DDというクアッドブリッド構成を片側へ詰め込んだ個性の強いイヤホンです。

低音はズッシリと重く、ボーカルとともに中央寄りでしっかりと存在感を示します。
量感は多めですが、声を覆うような混ざり方は感じにくく、濃さのあるサウンドを素直に楽しめました。

音場は左右へ広がりつつ、少し下方向へ沈み込むような感覚があります。
重心は低めですが、高音域の存在も捉えやすく、シンバルや細かな刻みには鋭さとわずかな滑らかさが共存しています。

軽快であっさりした音を求める人よりも、
低音の厚みや中央定位の安定感を重視しつつ、高音域のアクセントも楽しみたい人に向いた製品です。

今回のレビューは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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