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【イヤホンレビュー】Hidizs Mermaid MD4

こんにちは。
今回はHIDIZS社から発売中の4BAイヤホン「Mermaid MD4」のレビュー記事になります。
4基のバランスド・アーマチュアドライバを搭載した製品は久々に使うこととなりますが、そのサウンドについて本記事でご紹介していきたいと思います。

メーカー概要

HIDIZS社はDAP、ポータブル向けのUSB DAC、イヤホン、Bluetoothレシーバーなど幅広い製品を手掛けるオーディオ機器メーカーの1つです。
印象的なのは、小型DAPの「AP80 Pro-X」やパブリックレビュアーの募集で話題となった「Mermaid MS5」ですね。

Hidizs | Portable Premium Digital Audio Players (DAP)
Hidizs specializes in developing affordable premium digital ...

私個人の要望にはなりますが、ぜひ単体で4.4mmバランス出力に対応したDAPも開発してほしいところです…。
(2.5mm端子は耐久性もしかり、年々肩身が狭くなっていっているので、やはり4.4mmを推したい)

さておき、今回はHIDIZS社のご担当者様よりコンタクトがあり、製品レビューの機会をいただく形となりました。
ブログを開設して数ヵ月、自腹レビューを頑張っていましたが依頼をいただくのは大変嬉しかったです。

その第一弾として、本メーカーから発売中のイヤホン「Mermaid MD4」のレビューをすることとなりました。
本製品の特長は何といっても「4基のバランスド・アーマチュアドライバー」を搭載していることに尽きます。
私がイヤホンのレビューを始めたきっかけの「SeeAudio Bravery AE」と同様の4BAイヤホンです。

ドライバ構成は低域2基、中域1基、高域1基の配置となっています。
メーカーページにはHIDIZS社のカスタムドライバーと表記されていたので、オリジナルのものなのでしょう。

また、高精度の3Dプリント技術で成形されたストレート構造の音導管により、それぞれのドライバー間の干渉や重複を軽減し、よりクリーンなサウンド出力が行えるよう徹底した設計がなされています。

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加えて、本製品のもう1つの特長はチューニング機能を備えていること。
電子クロスオーバー技術により、4つの異なるサウンドスタイルを容易に切り替えることができ、バランス・高域重視・低域重視・ウォームといった、あらゆる好みや音源に適応できるように設計された、面白さを兼ね備えたイヤホンです。

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なお、本製品はソニーによるハイレゾオーディオ認定を受けています。

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パッケージと付属品について

本製品は3色展開(ブラック・シルバー・ブルー)で、自分の好みに合った選び方ができるのがポイントです。
私は今回、シルバーモデルの色味が気に入ったので送っていただきました。

パッケージの印刷はブラックで共通化されているようで、4基のバランスド・アーマチュアドライバーを搭載していることが各所に記載されており、本製品の特長として全面に押し出されています。
裏面はスペック表に加えて、もう1つの特長となるチューニングスイッチの仕組みについても触れられています。

パッケージを開封すると、まずイヤホン本体が見えます。
その下に付属品やケースが収められており、イヤーピースはボーカル重視・低音重視・バランス型という形で3種類のS/M/Lサイズが揃っており、チューニングに限らない遊び心をくすぐる製品となっています。

その他はイヤホン掃除用のブラシ、説明書類に加えて茶色の高級感がただようケースが付属した構成になります。

イヤホン本体は真珠のような輝きをもったセルロイド製のフェイスプレートをはじめ、フレームはローズゴールド、ハウジング・ステム部分はアルミニウム合金を採用した高精度の筐体となっています。
サイズ感は小さくとも大きくもないといった形で、4基のドライバーが内蔵されていると考えれば良くできたものです。

プラグ部分はフラットで、リケーブルもしやすくユーザビリティが重視された設計になっていると感じます。

 

セットアップ紹介

箱出し時点でバランス型のイヤーピースが取り付けられていたので、今回はこちらをベースに試聴していきたいと思います。
ケーブルは高純度銀線x60本・高純度無酸素銅x60本を4本に編み込んだハイブリッド素材のケーブルになります。
耳元の部分に少しクセがありますが、その他は柔軟に取りまわせて扱いやすい部類だと思います。

シルバー系・グレー系のケーブルへ交換してみても、色味がマッチして所有欲が満たされるのではないかと思います。

 

音質レビュー

音質のレビューにあたり、以下の環境・曲を使用しています。
・FiiO K9 Pro ESS → 有線接続
・アニソン(星街すいせい、結束バンドなど)を参考曲としています。

再生した瞬間に、4基のバランスド・アーマチュアドライバーが同期した厚みのあるサウンドが耳を包み込んでくれます。
前述のとおり、本製品にはチューニングモードが4種類ありますので、それぞれの印象をご紹介していきたいと思います。

バランス

音源は星街すいせいの「自分勝手Dazzling」で。
高域のシャリ感を感じることなく、本当の意味でバランスがとれた仕上がりになっています。
イヤホンから鳴る音の1つ1つにキレがあり、スッと耳を通り抜けていきスピード感がある曲にはピッタリだと思います。

ボーカルの定位は近く、伸びのある女性ボーカルを聴くにあたっては音源を選ばないチューニングだと思います。

高域重視

低域(サブベース)の印象はやや控えめになります。
最近の流行曲なら、YOASOBIの「アイドル」のようにボーカルが一層高域に向いた曲にはピッタリだと思います。

高域のシャリ感が出そうなチューニングだと思いましたが、意外とそんな印象は感じずに楽しく聴けて「良い」です。
イヤーピースをボーカル重視のものに付け替えると、さらに明瞭感が増して聴きやすいです。

低域重視

低域(サブベース)が強調され、それに他の音域が支えられるようになります。
結束バンドの「あのバンド」のような、ベースの主張が激しい曲が合うと思うのですが、バランス型のイヤーピースのままだですと、やや音の濁りを感じます。
イヤーピースを低域重視のものに付け替えることで、濁りが解消され扱いやすくなりますのでおススメです。

雰囲気重視

説明書には「Warm」と記載されていたので、こちらの表現の方が分かりやすいですかね。
音源は機動戦士ガンダム – 水星の魔女 第2クールOPに採用されている、yamaの「slash」で。

Aメロ~Bメロの盛り上がり加減が鳥肌もので、1つ1つの音についてキレの良さは薄まるものの、ほんの少しの残響が良い味付けになっており、チューニングの名のとおり…その場の雰囲気に包み込まれるような感じです。

総評としては、私個人は「バランス」あるいは「高域重視」のチューニングが好みでした。
ただ、本製品は製品としてのポテンシャルが高いため、チューニングは付加機能の1つとして考えるぐらいがちょうどよいと思います。
すでに最適なチューニングがされた音に、自分好みで強弱の加減を付けるようなイメージになりますので、1つ1つのチューニングモードで音そのものがガラリと変化するというまではないと感じます。

このイヤホンが気になった方は、ぜひ下記のリンクより購入をご検討いただければと思います。
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お読みいただきありがとうございました。

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