PR

【イヤホンレビュー】Kiwi Ears Forteza

こんにちは。
今回は、Kiwi Earsより発売中の1BA+2DD構成のハイブリッドデザインのイヤホン「Forteza」の記事になります。

昨年参加した「ポタキャラ」でも代理店経由で出店されていましたが、多ドライバー構成(8BA)のイヤホンも破綻なく鳴らしてみせる…というチューニングの上手さに思わず関心してしまったメーカーでした。

そんな同社からリリースされたエントリー向けの新製品ですが、いったいどんな音を聴かせてくれるのでしょうか。

※本記事は、Linsoul( @Linsoul_JP )様のご厚意により、試聴機をご提供いただいております。
 この場にて、改めて感謝申し上げます。

製品概要

本製品は、1基のバランスド・アーマチュアドライバー(1BA)と低域・中域をそれぞれ担当する2基のダイナミックドライバー(2DD)を採用したハイブリッドデザインのイヤホンです。
上記の設計により、深みのある低音から明瞭感のあるな中高音までと広い音域に対応していることが特長です。

1BA+2DD構成のイヤホンは、Kiwi Earsだけでなく他社からも続々とリリースされていますので、
直近では同様の構成が売れ筋で、中華イヤホン界隈が一丸となって力を入れている分野であるように思われます。

また、ドライバー構成だけでなく同社のイヤホンは大変高品質なフェイスプレート・ハウジングのデザインが好評で、同社の「Cadenza」が発売された頃から私自身も気になっていました。

直近のレビューでは日本円にして1万円前後のイヤホンを取り上げることが往々にありますが、
本製品もその価格帯に属するもので、2024年も熱い戦いが繰り広げられていきそうで、楽しみですね。

その他詳細については、下記(Linsoul公式ストアの商品ページ)もご参考いただければと思います。

パッケージや付属品等について

コンパクトなパッケージを開封すると、美麗なフェイスプレートがお目見えです。

3色(ブラック・パープル・ブルー)で展開されているので、
リケーブルが好きな方はお手持ちのケーブルの色味と合わせるような組み合わせもしやすいと思います。

なお今回ご提供いただいた製品はブラックとなりますが、
ハウジングが半透明のブラック、フェイスプレートは黄・青の組み合わせになっています。

付属品は以下の写真のとおりです。
イヤーピースはS/M/Lサイズの各ペアが3種類分揃っており、収納用のミニポーチと3.5mmプラグのシンプルな付属ケーブル…と過不足のない組み合わせです。

試聴前 – セットアップ

箱出しでの試聴は動作確認を兼ねて、付属ケーブルとの組み合わせで行いました。

その後は48時間ほどエージングを行い、ケーブルをivipQの「ivipQ-51(7N 金メッキOCC / パラジウム / グラフェン混合)」へリケーブルし、4.4mmバランス接続での試聴に切り替えています。
さらにイヤホンとケーブルの色味がマッチして良くなったと思いますが、果たして音質のほどはいかがでしょうか。

試聴後 – 音質等のレビュー

試聴機器は「FiiO K9 Pro ESS」で、VTuberを含む女性ボーカルのアニソン等をリファレンスとしています。

一聴して印象強かったのは「解像度の高さ」でしょうか。
例えばボーカルがスッと駆け抜ける気持ちのいい心地よさとともに、2基のダイナミックドライバーが奏でる暖かな低域は必要以上に主張することもなく、全体をしっかりと下支えする役割に徹してくれているように感じます。

ダイナミックドライバーといえば低域を強調!といった感じで、他の音域が潰されがちになることも少なくない印象ではありますが、本製品では「本来の役割」を果たしてくれるようにチューニングされたメーカーののこだわりが垣間見えています。
どストレートなドンシャリ系が大好きな方はさておき、Kiwi Earsの製品全体に共通するイメージは「分離がハッキリしていて、素直に聴きやすいこと」かなと。

ややモニターライクな音色を感じさせながらも、リスニング的な要素をうまく両立させた「聴きやすさ」を重視したチューニングに力が入っており、低価格帯のイヤホンでは難しい音づくりをうまくこなしているという点から、「Kiwi Ears」の積み重ねてきた経験値の高さは評価に値すると言っても過言ではないと思います。

なお、リケーブル後は付属ケーブルとかなり性格が変わるように感じました。
今回使用した「ivipQ-51」は全体的に音の厚みが控えめとなり、中高域の明瞭感がより一層増すように変化します。
一方で、ちょうど良かった低域にも影響が及びますので、私自身は付属ケーブルのまま聴くのがベストと感じました。
もちろん、ケーブルの線材により優劣がありますのですべて同じような結果にはならないことはご留意いただきつつ、リケーブルにより明確な変化を感じられるという点では「良いイヤホン」であると思います。

総評として、丁寧な音づくりが好き・ゆったりと音楽を楽しみたい・リラックスしたい…という方にはおススメできる製品かと思いました。

Linsoul公式ストアに加え、日本国内にも在庫がありますのでAmazonから気軽にご購入いただくことが可能です。
本レビューでご興味を持っていただけましたら、ぜひお手にとっていただければと思います。

お読みいただきありがとうございました。

コメント 本記事へのご質問やご感想など、お気軽にどうぞ

タイトルとURLをコピーしました