こんにちは。
今回は、Kinera Celestより発売中のイヤホン「Yaksha」のレビュー記事となります。
※本製品は、HiFiGo様よりご提供いただいております。
このような機会をいただけましたことに、感謝いたします。
製品の概要
「Kinera Celest Yaksha」は、Kineraの手がけるサブブランド「Celest」が手掛ける、個性豊かなハイブリッド型イヤホンです。
ドライバー構成は、2基のダイナミックドライバー(DD)、1基のバランスドアーマチュア(BA)ドライバー、そして1基のマイクロ平面磁気ドライバー(MPD)という、一般的なイヤホンでは珍しい組み合わせのドライバー構成を採用しています。
音響的な特性としては、インピーダンスは12Ω、感度は105dBと、スマートフォンなどでも比較的鳴らしやすい設計です。
再生周波数帯域は20Hzから20kHzまでと、幅広い音を再現できます。
デザイン面では、「Yaksha(夜叉)」という神話上の存在からインスピレーションを得ており、その外観は東洋の神秘的な美しさと精密な技術が融合したような、独特の雰囲気を放っています。
このイヤホンは、見た目のインパクトだけでなく、その名前が示すような「速さ」「力強さ」「神秘性」といった音の表現も追求している点が大きな特徴です。
販売先のストア情報
「Kinera Celest Yaksha」は、以下のストアでご購入いただけます。

製品の紹介
パッケージ構成
パッケージは、その外観から製品の世界観を感じさせてくれます。
箱は落ち着いたグレー系の色合いで、「Celest」のロゴと「Yaksha」の文字が中央に大きく配置されています。
「To perpetuate the myth of music」というブランドのメッセージも添えられています。
パッケージを開封すると最初に目に飛び込んでくるのは、洗練された赤と黒のカラーリングが美しいイヤホン本体です。
独特な模様が描かれたフェイスプレートは、まるで異国の仮面や神話の装飾のような神秘的な雰囲気を放っています。
シェル自体は透明感のあるレジン素材で、内部のドライバー構成がうっすらと見える造りになっているため、ハイブリッド構成であることへの期待感が高まります。
フェイスプレートには「Yaksha」のロゴと「Celest」のブランド名があしらわれており、視覚的な満足度もかなり高めです。
同梱されているケースも特徴的で、重厚感のある黒のハードケースです。
金属調の装飾パーツに「Celest」のロゴが配されており、開封の体験すべてが「特別なもの」であることを演出しています。
付属品
本製品には、その価格帯を考慮しても非常に充実した付属品が同梱されています。
まず目を引くのは、パッケージのセクションでも触れた重厚なハードキャリングケースです。
イヤホン本体をしっかりと保護しつつ、所有欲も満たしてくれるしっかりとした作りが特徴です。
イヤーピースは、S、M、Lの3サイズがそれぞれ異なる特性を持つ複数種類同梱しています。
これらは色とりどりで、装着感や音の傾向が微妙に異なるため、ご自身の耳に最適なフィット感と好みの音質を見つける楽しさがあるでしょう。
特に、右端に並べられた3色のイヤーピースは、Kinera Celestの製品で出会った「Kinera Celest Wyven Black」のプロトタイプ版以来、個人的に装着感が好みだと感じました。
ケーブルは着脱式の0.78 2pin仕様で、黒、黄、紫の3色が織り交ぜられた特徴的なデザインが目を引きます。
このケーブルは、3.5mmまたは4.4mmバランスのプラグを選択して購入する形となり、プラグ交換式には対応していない構成となっています。
その他、ユーザーマニュアルやクリーニングクロスも付属しており、これら全てが本製品の体験を豊かにしてくれるでしょう。

イヤホン本体
イヤホン本体は、その名の通り「夜叉」からインスピレーションを受けた、非常に特徴的かつ魅力的なデザインが際立ちます。
フェイスプレートは、深みのある赤と黒が織りなす洗練されたカラーリングで、その上に描かれた独特の波打つような模様が強い印象を与えます。
これはまるで、神話に登場する異国の仮面や装飾品のようで、デザインコンセプトである「電光石火の速さ」「剛と柔の融合」「千変万化」を視覚的に表現しているかのようです。
左側のシェルには「Celest」、右側のシェルには「Yaksha」のロゴが美しくあしらわれており、ブランドへのこだわりと高いデザイン性を感じさせます。
シェル自体は透明感のあるレジン素材で作られており、光の当たり方によっては内部に搭載されたドライバー構成がうっすらと透けて見えます。
2つのダイナミックドライバー、1つのバランスドアーマチュアドライバー、そして1つのマイクロ平面磁気ドライバーという複雑なハイブリッド構成が、まるで小さな機械芸術品のようです。
これにより、見た目にもその革新的なドライバー構成への期待感が高まります。
イヤホンのノズル径は「6.0mm」となっており、市販されている多くのイヤーピースに対応しやすいサイズです。
装着感を左右するイヤホンの形状は人間工学に基づいて設計されており、耳へのフィット感も良好で、長時間のリスニングでも快適に過ごせるよう配慮されています。
細部にわたる丁寧な仕上げが、製品全体のプレミアム感を一層高めています。

レビュー
レビュー環境
本記事のレビュー時における構成は、以下のとおりです。
| イヤーピース | final Eタイプ |
| イヤホンケーブル | 付属ケーブル(4.4mm) |
| DAC・アンプ | ONIX Waltz XM10 LTD |
試聴曲(Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 / EGOIST)
全体的な音色・各音域のバランス
全体的な音色として、私自身のイメージは「ニュートラル~暖色寄り」だと感じました。
特定の音域が極端に強調されることはなく、自然でバランスの取れたサウンドが特徴です。
本製品の持つ「速さ」「力強さ」「神秘性」というコンセプトが、聴き心地の良い形で音に落とし込まれている印象です。
各音域のバランスについては、以下のとおりです。
低音域
低音域は、8mm径のダイナミックドライバーがしっかりと支えています。
パワフルながらも重たすぎず、クリアで引き締まった印象です。
ドラムやベースの音が心地よく響き、楽曲に深みを与えてくれます。
低音が他の音域を邪魔することなく、心地よいリズム感を演出してくれるため、あらゆるジャンルの音楽で活躍するでしょう。
中音域
中音域は、10mm径のLCPダイナミックドライバーとKnowles製のバランスドアーマチュア(BA)ドライバーが担当しています。
ボーカルの表現が特に素晴らしく、男性ボーカルは厚みと艶があり、女性ボーカルは伸びやかで透明感を感じられます。
楽器の音も一つ一つがクリアで、繊細なニュアンスまでしっかりと伝わってきます。
中音域が豊かなため、楽曲の中心となるメロディやボーカルが際立ち、聴き応えがあります。
高音域
高音域は、マイクロ平面磁気ドライバーが担っており、非常に伸びやかでクリアなサウンドが特徴です。
シンバルやハイハットの音が耳に刺さることなく、空間に広がるような開放感があります。
高音に不足を感じさせず、かといって強調しすぎることもない、絶妙なバランスです。
これにより、音場の広がりや細かな音のディテールがより感じやすくなっています。
全体的に、本製品は非常にバランスの取れたチューニングが施されており、どのようなジャンルの音楽でもその魅力を引き出してくれるでしょう。
特に、ボーカルを中心に据えた楽曲や、細やかな楽器の音を楽しみたい方には、その表現力の高さに驚かされるはずです。
バーチャル録音
バイノーラルマイクでのバーチャル録音です。
あくまでも参考値となりますので、実際に皆さまの耳で試聴された印象とは大きく異なる可能性があります。
今回のレビューは以上です。
お読みいただきありがとうございました。




