こんにちは。
今回は、KBEARより発売中のイヤホン「KBEAR KB03」のレビュー記事となります。
※本製品は、KEEPHIFI様よりご提供いただいております。
このような機会をいただけましたことに、感謝いたします。
製品の概要
「KBEAR KB03」は、ベストセラーとなった「KB02」の設計をベースに、ユニット構成や筐体設計、そしてサウンドチューニングまでをブラッシュアップしたアップグレードモデルです。
ドライバー構成は、10mmベリリウムメッキ振動板ダイナミックドライバーに加え、アメリカKnowles社製のバランスド・アーマチュアドライバー、そして新開発の骨伝導ドライバーを組み合わせた、3ドライバー・ハイブリッド構成を採用しています。
特に骨伝導ユニットは、従来よりも伝達速度や振動精度を改善し、ゲームや映画鑑賞時に“体感”としての低域を強化。これにより、視聴体験に一層の臨場感をもたらします。
ボディには3Dプリントによる樹脂筐体を採用し、1台ごとに異なる美しいマーブル模様を持つのも特徴。ハンドフィニッシュによる繊細な質感と、耳に優しくフィットする軽量設計も見逃せないポイントです。
加えて、5N高純度OFC(無酸素銅)ケーブルを標準装備しており、音質面でも妥協のない仕様となっています。
販売先のストア情報
「KBEAR KB03」は、以下のストアでご購入いただけます。
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製品の紹介
パッケージ構成
パッケージは、KBEARらしい硬質なスリーブ式のデザイン。
中央には赤く砕け散るような大剣が描かれており、迫力あるビジュアルが印象的です。
ブランドロゴのほか、「Alkaid(アルカイド)」という愛称もあしらわれています。
スリーブを外すと、しっかりとした黒い内箱が現れ、中にはイヤホン本体がウレタン素材の型に収められた状態で鎮座。
マーブル模様のフェイスプレートが箱を開けた瞬間に目を引きます。
この価格帯とは思えないほどの高級感ある構成で、開封体験にもこだわりを感じさせるパッケージングです。

付属品
KBEAR KB03には、以下のアイテムが付属しています:
- 5N高純度OFC(無酸素銅)ケーブル(2Pin / 0.78mm、3.5mmステレオプラグ)
- シリコンイヤーピース(S / M / L 各1ペア)
付属のケーブルは、しなやかで取り回しやすい4芯構造の編み込みタイプ。
耳掛け用のシュリンクチューブ加工も施されており、装着時のフィット感にも配慮されています。
イヤーピースは、赤い芯が特徴の半透明タイプで、装着感と密閉性のバランスが良好。
装着のしやすさと音導性の良さから、初めての中華イヤホンとしても扱いやすい構成です。

イヤホン本体
イヤホン本体は、フェイスプレートからシェル全体にかけて滑らかな曲線で構成された、左右非対称のセミカスタム形状。
3Dプリントによる樹脂筐体は、透明感のあるスモークグレーがベースとなっています。
深緑と黒のマーブル模様をあしらったフェイスデザインが美しく、光の角度によって表情が変わるのも魅力です。
ノズル径は約6.1mmで、やや太めな設計。
装着感の安定性が高く、イヤーピースとの相性次第で遮音性もしっかり確保できます。
2Pin(0.78mm)コネクタはフラットマウントタイプで、ケーブル着脱もスムーズ。
各端子はしっかりと固定されており、装着時のズレや接触不良の心配も少なく感じられます。
内部には、Knowles製バランスド・アーマチュア、10mmベリリウムメッキ振動板のダイナミックドライバー、骨伝導ドライバーの3ユニットを搭載。
目を凝らすと、うっすらと内部の構造が垣間見えることで、ドライバー構成への期待も自然と高まります。
そしてこのイヤホンの最大の魅力は、音そのものにあります。
輪郭の立ったサウンドと、しっかりと沈み込む低域が合わさることで、ゲームや劇伴系の楽曲で圧倒的な没入感を実現。
“空間ごと鳴らす”ような鳴り方は、このクラスのイヤホンではなかなか出会えない体験です。
レビュー
レビュー環境
本記事のレビュー時における構成は、以下のとおりです。
| イヤーピース | final Eタイプ |
| イヤホンケーブル | 付属ケーブル(3.5mm) |
| DAC・アンプ | D&A Alpha Pro |

試聴曲(KABANERI OF THE IRON FORTRESS / EGOIST)
全体的な音色・各音域のバランス
全体的な音色として、私自身のイメージは「寒色寄り~ニュートラル」だと感じました。
全体に明瞭感とレスポンスの速さがありつつ、低域は骨伝導の恩恵もあって非常に豊かで重厚です。
前作KB02と比べて中低域の膨らみが抑えられ、よりフラットで精密な傾向へと進化。
情報量の多いサウンドやゲーム系の劇伴などで、立体的な描写力が際立ちます。
各音域のバランスについては、以下のとおりです。
低音域
低音域は、量感・沈み込み・押し出し感すべてにおいて満足度の高い仕上がりです。
骨伝導ユニットの効果がしっかりと感じられ、耳だけでなく“体で受け止める”ような低域の圧を生み出します。
アタック感の強さよりは、沈み込んだ重低音の持続と包み込み感に重きを置いたチューニングで、ゲーム音楽や劇伴のような密度の高い低域表現で真価を発揮。
ドラムのキックやベースラインのグルーヴが、空間ごと震わせるように響きます。
中音域
中音域は比較的フラットに整えられており、ボーカルやメロディラインが明瞭かつ自然に浮かび上がるバランス。
変に強調されることなく、それでいて存在感はしっかりしており、音数の多いトラックでも埋もれません。
女性ボーカルはハリのあるトーンで、力強さとクリアさのバランスが良好。
ギターやストリングスも輪郭が立ち、音のエッジが感じられる描写です。
KB02と比べると、やや前寄りかつ明瞭度を意識した鳴り方に感じられます。
高音域
高音域は十分な伸びを感じさせつつ、やや粗さ・ザラつきのある質感も残しています。
抜けの良さはあるものの、刺さらない範囲で鋭さがあり、輪郭のある音像を形成。
このあたりはBAを搭載したことによる効果が色濃く出ており、情報量とスピード感を優先したチューニングといえそうです。
一方で、シンバルやハイハットなど高域の倍音に着目すると、KB02よりもやや明るめかつスピーディな印象を感じました。
音全体の見通しの良さに貢献する音域へと仕上がっているように思います。
バーチャル試聴
バイノーラルマイク収録でのバーチャル試聴です。
あくまでも参考値となりますので、実際に皆さまの耳で試聴された印象とは大きく異なる可能性があります。
今回のレビューは以上です。
お読みいただきありがとうございました。





